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貴重な省察を書きとめること

2021-10-30
「自分でおこなった貴重な省察は、
 できるだけ早く書きとめておくべきである。」
(ドイツの哲学者・ショーペンハウエルの名言より)

親友のライター真山知幸氏から毎日「名言マガジン」のメルマガが届く。昨日で「Vol.229」であるから日々の積み重ねを感じる。何事でもそうだが、ともかく日々続けていないことは物にならない。脳でも筋肉でも感覚でも、その営為・技術・言動・動作などに作用するように必ず日々使うべきなのだ。長く寝ると頭がボッーとするように、使わないと確実に衰退するのが生物ということだろう。僕の仕事の場合、文章書きは大きな柱である。研究論文はもちろん、依頼された原稿には書評とか講演録とか、もちろん実務的なものを含めて必ず文章にまとめることがプロとしての仕事である。その仕事を始める1日のスタート時に、小欄の文章を書くことは大変に有効なトレーニングになっていると自覚できることが少なくない。概ね800字とか1000字程度であろうか、新聞一面下のコラム欄と同等の文章量を意識して日々必ず書き続ける。それはアクセス数など誰に読んでもらうというより、日々の自分のために書いているともいえるだろう。

冒頭に記したのは昨日の真山氏のメルマガから引用させていただいた名言だ。日々、人は進歩・向上したいと願うのが普通の感覚だろう。何事もすぐには、上手く成せるものではない。例えばこうした文章書きもそうである、量を書かないうちは上手くなるわけがない。書いてみてこそ「省察」できる材料があり、日々続けるうちにどのように書いたら人々に伝わりやすいかがわかってくる。もちろん出版物にするほど厳密に時間をかけて推敲もしていないので、誤植や表現が妥当でないことも多いかもしれない。だがそこはWebの即時性を活かした表現ゆえご容赦いただき、朝の30分から1時間以内で前日のことで頭に焼き付いていることを吐き出すような感覚である。ある時、研究分野の先輩が小欄をお読みいただいているようで話している際に「あれは歯磨きみたいなもので」と言うと「俺は歯磨きを読まされているのかよ!」と笑ったこともあった。もちろん「歯磨き」という生活習慣を比喩にするなら、「公開」などしなければとも考えられる。だが、内に秘めた日記のようにしていたら、文章トレーニングのモチベーションは大幅にダウンするだろう。まずは人の目に曝してみる、教育実習なども最初から上手くいくわけがない。まずは「失敗」をしてその「省察」を「できるだけ早く書きとめる」ことが向上のコツなのだ。

言葉にすると見直せる
頭で考えただけでは思考は沈着してこない
けふもまた、できるだけ早く書きとめたのである。


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