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地元高校生の道を照らすー出前講義で語ること

2021-10-23

県内高等学校の進路指導企画
大学で何を学ぶかその歩む道を照らす
「短歌県みやざき」の国語教育を携えて

大学から約1時間、県内を北上し出前講義のための出張に赴いた。距離約80Km、南北に長い宮崎県であるが、宮崎市から北行きは高速道路もあり比較的、便利に移動することができる。かつて僕が高校教員だった時、進路指導部に所属することが多かった。その企画でも「大学模擬講義」を実施していたが、その際に様々な大学の先生方が来校し講義を聞く度ごとに、いつか自分自身が講義をする立場になりたいものだと常に思っていた。その宿願が叶い、今やこうして県立高校への模擬講義に赴く立場になった。特に地方国立大学の場合、地域連携という大きな目的もあり地元高校生たちが進学の意志を持ってくれることは重要である。生まれ育った故郷の子どもたちを夢に導く教師になろう、という進学意欲をさらに掻き立てることが望まれる。このような公私の思いを胸に、県立高等学校に向かう長い「希望の坂」と名付けられた坂を車で登った。

近刊『日本の恋歌とクリスマスー短歌とJ-pop」の内容を本邦初公開として、その一部を紹介しながら恋について、人が生きること、西洋文化の受容、短歌は自分が体験していないことを味わいその立場の気持ちになれること、などをテーマとしての60分講義を2回実施した。テーマ名に惹かれたのか、1回目が70名以上、2回目も40名以上と総計で100人以上の1・2年生が聴講してくれた。時折、まさにクリスマスJ-popの音楽を流しながら、2ヶ月早いがクリスマスについて体験的に考えた。もちろん若山牧水や俵万智という「短歌県みやざき」に欠かせない歌人の短歌を多く紹介した。受講した中に牧水の母校である坪谷小学校出身の生徒さんがいて、講義後にあれこれ片付けの手伝いをしてくれ、控室まで案内をしてくれた。話すとどうやら先日の短歌オペラに「村の子ども」役で出演した児童の兄だという。彼もまた「教員になるか考えています」と話していたが、幼少の頃から宮崎の豊かな自然と短歌によって豊かな心に育った子どもらが、ぜひ多く宮崎の教員になって欲しいと願う。けふもまた、未来の宮崎へ向けてこんな「こころの鉦」を鳴らす講義となった。

講義の後、日向の地元の人々との交流も
「地域連携」とは名ばかりではなく、
人と人とがつながることだ。


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