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「国文祭・芸文祭みやざき2020」閉幕に寄せて

2021-10-18
7月3日〜10月17日107日間
「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」
いくつものプログラムに参加して

「第35回国民文化祭・みやざき」「第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」が閉幕した。自著校正作業が大詰めを迎えており、自宅で作業をしつつ閉会式のグランドフィナーレのみをWeb配信画面で観覧した。この「みやざき」において、多様な人々が個々の持ち味を活かし、文化の多彩なフォーカスプログラムに参加してきた108日間であった。この閉幕にあたり個人的に深い感慨を覚えている。もとより校正作業大詰めと記した自著は、「国文祭・芸文祭プレイベント」での出前講義を契機としてその内容を膨らませて一冊にまとめたものである。思い返せば2019年12月、市内の2箇所のTUTAYA書店内で通常のお客さんがいるままに講義を展開した。家族・親類をはじめ学生や知人で来聴してくれた人々もあり、その年のクリスマスの思い出になった。今でも当該のTUTAYA書店に行くと、その時のことを思い返して感慨深い。特に2箇所目の会場での講義には伊藤一彦先生がお忙しい中を訪れてくれて、熱心に講義を聴いていただいた。その後、伊藤先生には「一冊の本にまとめたらよい」と常に背中を押していただき現在に至る。途中、急なコロナ禍によって大学の役職上で多忙を極め、なかなか出版への動きが鈍ったこともあった。だが伊藤先生からは事あるごとに励ましの言葉をいただき、学部重点経費の獲得、そして出版社からの企画承認に至り、2年越しの出版が間近に迫った。この閉幕の思いのままに「あとがき」を記したところである。

「国文祭・芸文祭」では、県庁のご担当の方々に誠にお世話になった。前述した「まちなか文化堂」に始まり「短歌オペラ 若山牧水 海の声山の声」まで、特にいつも心にかけてくれた一担当者の温かい気持ちが心に刻まれた。7月開幕直後に本学附属図書館で開催した「みやざき大歌会」では東直子さん・田中ましろさんの来訪も叶い、中学生・高校生・大学生らが一堂に集まり歌会ができたことは貴重な機会であった。この企画はこの「国文祭・芸文祭」で終わることなく、今後も「みやざき」の若い力を短歌でつなぐ行事として、引き続き展開できればと考えている。何より若い人たちに文化を伝えること、短歌イベントをやっても中高年以上ではなく若い人の参加があることが大切である。また8月の「吉田類トークショー」では、伊藤一彦先生・俵万智さんとともにコメンテーターの席に着かせていただき、この上ない「みやざきの縁」に感銘を受けた。吉田類さんとも、東京のワインバーでともにグラスを傾けた日から11年ぶりに再会できた。誠に「酒縁」のありがたさをあらためて考えさせられたが、肝心なのはその場の「気遣い」であることも類さんから学んだことだ。「文化」とは、人がつながりことばが融け合い個々が個々なりの表現としてこの世に何かを遺すことだろう。その際たるものが人にとって「詩歌」であることを、このトークショーメンバーで確認したような好機であった。トークは地元ケーブルテレビで編集されて放映され、それが今もYouTube上で閲覧できるようだ。

誠にありがたき出逢い
あらためて担当した県庁の方に深謝
豊かなみやざきの「海の幸山の幸」を文化で掬い未来へとつなげよう。


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