副反応からあらためて考える
2021-09-04
いつ以来の発熱だろう?ほとんど風邪もひかない健康体ゆえ
副反応からあらためて考えたこと
前日9月2日に2回目のワクチン接種、1回目は腕の痛みのみで特に問題なく済んでいた。それだけに一般的に副反応が大きいと言われる2回目も、たぶん大丈夫だろうと高を括っていた。起床時は問題なく、小欄を記したが通常ルーティンのコアトレ・ウォーキングは控えるようにした。副反応に関する様々な情報・報道を聞くと、いつもの「因果関係はわからない」ではあるが接種後に死に至った方々もいるようだ。念のために警戒しこの日は自宅で休務日、だがオンラインによる研修会が午前中に1時間あり書斎から参加した。午前中は36度台後半であった熱が、昼を過ぎて37度台後半へ。やや頭痛も覚えたので横になることにした。冒頭に記したように、日常的に発熱することはほとんどない。宮崎に移住してからの8年半で、1回だけ不覚を取ったことがある。それだけに発熱には、人並み以上に抵抗感がある。仕方ないとは思いながら、どこか悔しいような不思議な思いである。そこからあらためて、新型コロナと近現代人間社会との関係などを考えざるを得なくなった。
高校の「理科」で唯一得意だった「生物」で「抗原抗体反応」の授業は今でもよく覚えている。人体に入り込む「抗原」に対応し特異に結合して起きる諸々の現象のことで、人体に意義ある反応が「免疫反応」、不利益をもたらす反応が「アレルギー」である。今回のワクチン接種でもよく耳にするようになった「アナフィラキシー」は過剰なアレルギー反応で人体の生命に影響しかねない。概ね、こんな点が基礎知識であろうか。よくTV番組で「学校では教えてくれない」と言った類があるが、実は「学校」では実生活に役立つことをたくさん教えている。それを「生活」に繋げる意識がないだけだ。ワクチン接種はこの「抗原抗体反応」を人工的に引き起こすもので、これも報道番組で「抗体ができるには」という物言いもよく聞くようになった。花粉症を考えればよくわかるが、アレルギー反応というのは人ぞれぞれに反応の度合いが違う。僕は宮崎に来て蜂に刺されたこともあるが、(それは自然の中で生きている証しとして誇りたいぐらいだが)2回目に刺されると危ないというのは、このワクチン接種と同様である。得体も知れず変異もくり返す新型コロナウイルス、抗体を得るためには仕方のないことであるが、たぶん人類史上一番短い開発期間で一番少ない治験で汎用されているワクチン。自分の身体内の「抗原抗体反応」と語り合う1日となった。
「ワクチン接種が切り札」と言った方が退陣の報道
「集団免疫」は幻想だということもわかって来た
2回接種の人々の感染例の報道、抗体そして免疫がどうなるかはまだ誰も知らない。
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