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類縁・宿縁・酒の縁

2021-08-30
「類縁」=「親族・一族」「つながり・ゆかり」
「宿縁」=「仏語・前世からの因縁。運命。宿因」
人に支えられ 酒から希望をいただく

今回の「吉田類さんトークショー」への出演にあたり、まさに「類縁」という言葉が心に浮かんでいる。冒頭に記したように辞書的には「血脈」上のつながりをいう言葉だが、そこから派生して運命的な出逢いの友など、どれだけ多くの人々に自分の人生が支えられているかを実感した。出演情報をSNSに掲載すれば「いいね」を押してくれる友だち、また情報をさらに拡げてくれる仲間、その結果、今までは繋がっていなかった大学の旧友までもメッセージをくれたりした。それぞれの友人との出逢いは様々であるが、まさに「酒縁」であるのも間違いない。大学時代に見境もなく飲み尽くした友ら、若さに任せての飲み方は時に暴走したが、それだけに自らの格好悪い面も全てを曝け出せた仲間である。また、何より吉田類さんとの最初の縁となった東京神保町・Bon Vivantのカウンター仲間らの反響は当然ながら大きかった。店主のSNSには、2013年に類さんがお店を訪れた際の「思い出」が偶然にも掲載され、その年とはまさに僕が宮崎に赴任した年でもある。これはまさに「宿縁」と呼べるような「見えない糸」で繋がっているかのようであった。

あらためて「宮崎に行きたくなった!」というメッセージをくれる友も多かった。この8年半で「本当に」宮崎を訪れてくれた友も少なくない。「本当に」と記したのは、宮崎赴任が決まった時、「宮崎に行くよ」と言ってくれた人は多いのだが、「有言実行」率は概ね3割ぐらいであろうか。それでも前述した旧友から、酒場の友まで、多くの人が訪れてくれたのはありがたいことだ。今回の”類縁”によって、あらためて宮崎に心を向けてくれた友がかなりいる。中には「宮崎で同期会」と言ってくれる者もいて、友だちのありがたさを噛み締めた。またこれまでに「宮崎を訪れてくれた人」の中には親戚筋も多く、SNSでグループになっている「いとこ会」での反響も大きかった。トークショーでも発言したのだが、母方の親戚筋は新潟でお酒好きの類縁者が多い。そんな「いとこ会」も、昨年から中断を余儀なくされている。毎年、この夏の終わり頃になると祖父が宮大工として建てた神社がある新潟の山あいの温泉で酒を呑み尽くす会を催していた。友も類縁者も待たれるは「アフターコロナ」である。再び酒を呑み、大声で笑える日を今はじっくりと「待ちたい」ものである。

「(吉田)類は友を呼ぶ」
人と人とをつなぐはお酒
この文化を僕たちは簡単には手離せないのだ。


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