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急な変化に即応できること

2021-08-19
感染拡大による内容変更
いつでも対応できる柔軟性と幅
「変異株」のしたたかさのごとく

新型コロナについて、変異株による感染拡大が問題となっている。TVでコメントする専門家は口を揃えて、「賢いウイルスである」ことを指摘する。自らの種の保存において、状況に即応して「変異」を続けているわけであろう。もとより生命体には「恒常性(構造・状態・機能を外部の変化に対して一定に保とうとするはたらき)」があると生物の時間に学んだ覚えがあるが、その一現象をあって欲しくないという思いから「変異」と呼んでいるわけである。現状では「人間」が「ウイルスの恒常性(変異)」についていけない現状が、地球を覆い尽くしているということか。生命体の進化を考えると、凄まじい生存競争が地球上では展開していることになる。なれば人間こそが長きこの星の歴史の中で、一番変化に対応して恒常性を保って来たのではないか。僕が理科で唯一得意であった「生物」については、こんな地球規模の「物語」などを想像していたことが興味を引く要因であった。

この夏期休暇中に組まれていた予定の内容が、尽く変化して即応が求められている。県立図書館での講演・教員免許状更新講習・国文祭芸文祭みやざき2020の企画などである。対面でできると思っていたものがオンラインになったり、そうかと思えば「対面」が貫かれたり。県か官庁かなどによって対応も様々であり、戸惑うことも少なくない。とりわけ「対面+オンライン」などの実施においては、それを実現するのに大変な資源と労力を必要とするのである。だが、この1年半で自らもこうした急な変化への即応力がついたような気もしている。もとより世の中では「予定は未定」なのである。人間は自己本位に「自分は変わらない」と思っているが、実は常に「変化」をしないと地球の時間の流れの中では生きていけないことを知るのである。「人生は旅」というのはこうした意味もあろう、生きていれば「昨日」と「今日」、「今日」と「明日」は違うのである。このウイルスと地球規模で共生しなければならなくなった今、ひとりの「人間」として変化に即応できる生き方ができるようにありたいと思う。

変化を恐れないことを「前向き」と呼ぶ
ウイルスのしたたかさをなんとこころえる
「人間が何より」という傲慢さを脱ぎ去る世紀なのかもしれない。


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