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宮崎県独自の緊急事態宣言再び

2021-08-12
市内で頻発するクラスター
20人台から30人台40人台へ
早期に爆発を抑え込む手段として

五輪の喧騒はどこへやら、全国各都道府県の感染爆発が止まらない。昨年の今頃からすれば、果たして1年先にこんな未来が待っているとは誰しもが考えなかったのではないか。1年延期の五輪が開催されるまでには、せめて新型コロナも「終息」しているのではと思っていた人が多いはずだ。ところが既に「終息」などという言葉も、メディアでほとんど聞かれることはなくなった。当初から予測していた専門家も多かったはずだが、この感染症はそう簡単には「終息」などしないことを我々は突きつけられている。ここへきて「ワクチンが切り札」だ、という喧伝もどうやらあやしい。接種率を高めた英国や米国での再感染拡大は、変異株への置き替わりを露わにしている。もはや「終息」などしないという前提で、いかなる社会を創っていくかに論点が移行しているようにも思う。ワクチンは「切り札」にはなり得ないが、効果がないわけではない。高齢者の感染が減少し重症化を防ぐという意味では、昨年とは違う実情であるのは確かだ。その反面、若い世代の重症化や急激な症状悪化など、既に医療機関への入院が困難な都道府県も多い中で、心配な状況が続いている。果たして1年後の夏に、僕は小欄に何を書き込んでいるのだろう。

宮崎県は早期に県独自の「警報」を発していたが、さらに「緊急事態宣言」に格上げした。今年の1月にも急激な感染拡大に対して、県独自に早期に県民への啓発という意味で有効な手立てが取られたと理解する。大学でも9日10日に予定されていた「オープンキャンパス」を急遽中止、この日はWeb相談会などが従来から設定されていたこともあり、担当である僕は何名かの高校生の相談に画面を通して対応した。学内では教員免許更新講習のオンライン併用実施という方針が出され、お盆明けの講習に新たな準備が求められている。また県内で開催されている国文祭・芸文祭2020の諸行事に関しても、楽しみにしていた「牧水短歌甲子園」の無観客開催などが決定した。今回の全国的な感染再拡大は変異株への置き換わりという要因とともに、「もういい加減に我慢はごめんだ」という人々の感情、ワクチンへの理解不足、政治的メッセージへの不信感など社会的な負の連鎖による拡大が顕著だ。商売をする親友に聞いた話だと「ワクチンを打ったから」とマスクなしで来店する観光客がいるらしい。せめて宮崎県ではこの次元で、何とか「食い止める」ことを願う日々である。

九州各県の感染も深刻
まずは自らが住む地方自治体を信じたい
「盆と正月」まだまだ忍耐の日々は続く。


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