「今」だけが変えられるー「心のタイムマシン」
2021-06-13
「今」しなかったことは「過去」となり「やった未来」となるか「やらない未来」になるか
「思ったその時」しか生きられない人間
幼少の頃から「時間が制御できたなら」といつも思っていた。アニメ類ではそれが「21世紀には叶う」と想定されて夢の道具として憧れとなっていた。ドラえもんの「のび太の引き出し(タイムマシン化している)」「どこでもドア」はその典型的な「道具」である。「スーパージェッター」という未来の国からやってきたヒーローは、自らが装着するスマートウォッチのようなもので「時間を30秒だけ止められる」というもので、事件の要所でその機能を使用し人々を救うという物語であった。「ルパン三世」の初代TV版は高畑勲も制作に加わっていた名作だが、そこでも「まもうきょうすけ」というタイムマシンを操る敵が現れ、ルパンの先祖を「殺し」に行こうとする計画を見事にルパンは阻止するという物語が痛快だった。挙げればきりがないほど「時間制御」は、虚構の中で「夢」として語られていた。
1970年代のアニメにとって21世紀は「夢の未来」であった。しかしもちろん、そこで想像されたロボットは現実化しておらず、「時間制御」もできるはずもない世紀が進む。たぶん、スマホで便利に情報を取得できたり、遠距離の人とも顔を見ながら会話ができるという「実現した未来」が大きく「時間制御」に貢献しているのは確かだろう。しかし、未だに行動をしなければ「後悔」が残り「未来」が開けて行くことはない。「後悔」をしたからといって、その「過去」に戻ってやり直すことはできないのだ。だが20世紀でも21世紀でも同じなのは、「今」を変えていけば「未来」が変わるということ。もしかすると「今」を前向きに更新していけば、「過去」は変わるかもしれないこと。つまり人は、時間や社会との関係性の中でしか生きられない。「今」に夢中になったり、「今」が輝いていれば、過去への拘りは無くなるということだろう。こうした意味では、いつの時代でも僕らは「心のタイムマシン」を持っていることになる。
身体を休める「今」
「しなかった後悔よりした後悔」
さあ!「今」だけを生きていこう!
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