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三刀流は無理があるのか?

2021-05-26
大谷翔平選手の起用のあり方
MLBの野球史を塗り替えるようだが
一人三役を実践してみて思うこと

現在の野球で一番の強打者は、打順「二番」に置かれる傾向が強くなった。日本のこれまでの常識だと「二番」=「犠牲バントができる打者」という傾向があったが、もとよりバントの少ないMLBで次第に強まった傾向だ。必ず初回に打順が巡り1試合においても打席数も多く、「チャンスを拡げる」には欠かせない存在となる。大谷翔平選手は通常「2番DH」での出場を続け、登板日には先発投手、マウンドを降りると外野守備に就き打者として最後まで試合に臨む。先日ある記事を読んだが、チームメイトの外野手は守備に就く大谷に怪我をさせてはいけないと大変に気を遣っているのだと云う。「怪我」のみならず、ただでさえ過密な日程が組まれているMLBで、シーズンをこの起用法でどこまで闘い続けられるか、そのコンディションや怪我などがファンとしては大変に心配である。

日本の高校野球などではごく常識的な起用法ともいえるが、なぜ「プロ」だと懸念が伴うのだろう?それこそが「プロがプロたる所以」ではないかと思う。体力的・技術的な精度と奥行、たぶんその分野の人でないと分からない緻密で高度な次元の問題があるように思う。というようなことを【対面+オンライン】ハイブリッド講義を実践して感じている。まずは眼の前にいる【対面】の学生の居並ぶ顔を見て、言葉を投げ掛けて反応を伺う。同時に【オンライン】の向こう側にいる学生らを「カメラ越し」に意識する。何より自分の声や資料共有が、適切に為されているかいつも気を遣う。時折、オンライン上の学生からチャットで資料のページ送りができていないなどの「お知らせメッセージ」が届く。多種類の資料を共有する際は特に、PC操作に翻弄されることも少なくない。いわば二方面に向かって話すと同時に、PC専門のオペレーター役も担っていることになる。この講義の準備から後片付けまでを終えると、その疲労度は並ではない。大谷翔平選手の若さを羨みつつ、プロとして妥協なき講義をするために模索が続く。

多重な情報を処理し続ける五感
得意とする話すことが疎かになってはいないのか?
豪快な「フライボール」の本塁打と速球をいつも理想としている。


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