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多重意識の講義を続ける

2021-05-19
50名程度の対面
100名超のオンライン視聴
PC操作に眼前とカメラの向こうへの多重意識

毎週火曜日は、基礎教育科目「日本の恋歌ー和歌短歌と歌謡曲」の講義時間割がある。大変に楽しみであるとともに、準備から講義そのものまで大きな労力を費やしている。講義が終了すると会場のある附属図書館で、カフェの椅子へ座り込み通常では炭酸を飲まないのだが、「レモンスカッシュ」を飲むのが楽しみだ。対面会場であるワークショップコートでの機材準備と片付け一つにしても、独りで行うことそのものが自分を褒めたいぐらいの労力なのである。なぜここまでして「ハイブリッド講義」を採用するのか?自分自身に言い聞かせるために確認をしてみたい。本年度は昨年度の「オンライン中心主義」ではなく、文科省の方針から大学では対面講義の実施が推奨されている。「オンライン」による受講の実感の無さや友人関係ができないなど、弊害面を解消するための施策ということになろうか。その方針の恩恵を被る点も多く、専攻単位の30名以内の講義はやはり対面の効果を実感する日々である。

だがしかし、160名程度が一堂に会するのは、実は昨年度以上に危険ではないかと思う節もある。全国の感染状況は、明らかに変異ウイルスに移行してきた。感染力の強さや若年の罹患・重症化もデータ上で明らかな事実であろう。たとえ教室内では座席指定や換気・消毒の施策で密な環境が避けられたとしても、大教室への出入りや講義前後の密集や会話などが避け難い状況ではないかと思うことがある。研究室で仕事をしていると、中庭から聞こえてくる学生たちの大声に心配が脳裏をかすめることも少なくない。また、もしさらに県内や学内の感染状況にさらなる悪化が生じた際、いつでもオンラインに移行できる基盤を持っておくことが重要ではないかと思う。さらに感染対策ではなく根本的に融合を意図するのは、昨年度で学んだ「オンラインの有効性の活用」という点が大きな要素でもある。特に「ラジオドラマ」の制作など創作作品メディア課題を用いての教育効果を、さらにオンラインとかWeb活用によって視野の広い「思考課題」にしたいという思惑がある。音楽ソース・YouTube映像・Web検索に慣れている学生らの生活をむしろ逆手に取り、短歌を充てがうことで、豊かな思考に化けるのではという期待が僕の中に大きく渦巻いているのである。

メディア型Webイベントへの応用も
近くSNSとの連携で全国の歌人の方々との交流も意図したい
新しい時代の新しい思考を学生に届けたいと願い、多重意識の講義を続けている。


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