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素朴に生きるために

2021-05-17
着慣れたお気に入りのシャツ
これぞと決めた靴や鞄
持ち物を素朴に軽快にすること

例年より早い梅雨入り、湿度や気温の上昇が異様に身体に応えるように思う。衣替えも一気に進め、途中の段階がないような印象。地球温暖化は僕らの季節観を明らかに変えようとしている。ともかく「夏」の「糊代」が長くなって、前後の「春・秋」を浸食し始めているような感覚だ。その衣替えの際に毎度思うことは、着慣れたお気に入りの衣類は決まってしまっているということ。1シーズン着ないものは、たぶんその後も着ることはない。その範囲で、良いものを素朴に着こなすのが良いように思う。しかし時折、しばらく着なかった代物を久しぶりに着てみると良い場合が稀ながらある。先日も5年以上はタンスで眠っていたものを、一点ばかり掘り出した。

確かオバマ大統領の話として、「スーツを選ばない」というのを聞いたことがある。同じスーツが1週間分あって、執務をする場合に着るものに迷うことはないと云うのだ。世界を背負い注目される立場の人間の達見であるように思った。華美よりも素朴こそが、信頼や人間味ある印象を形作るのであろう。作業する机はすっきりしていた方がよく、家の中も素朴に整理されているのがその人の生き様が見える。最近は特に注意しているが、文章も素朴な方が価値があるように思う。理屈をこねた言い回しには、読者の信頼がつかない。ましてやウケ狙いの迂遠した表現は、他者が笑うに笑えないだけである。スポーツでもあれこれ考え過ぎると、結果が出ないことと同質であるように思っている。

今日の新聞そして郵便物の整理
資料とする書物は一山ごとに積み上げてあるが
素朴にすることで大切なものを見失わないことが肝要だ。


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