一番大事なものはなあに
2021-05-13
妻と日々健康で生きていること母が健康で不安なく暮らせること
和歌短歌と無条件に向き合えること
妻と僕との記念日の朝、神様は悪戯にも僕に「今」の大切さを教えようとした。二人が互いに何よりも健康で日々を生きていられること、生きる上でこれ以上に大切なものはない。自分は「健康だ」と思っていても、いつ何時なにが起こるかはわからない。小欄の文章が毎朝綴れるように、人間は実に精密な動物である。精密であればあるほど、壊れてしまいそうなことに向き合う場合もある。だからこそ毎朝起きて、正常に健康であることを確認したい。
早朝から大学の先輩からメッセージが届き、「牧水の短冊が多く古書店の目録に掲載されている」と教えてもらった。牧水晩年の第十四歌集『山桜の歌』所載の富士山を詠んだ歌などの短冊であった。牧水の歌に向き合うこと、日々こうして和歌短歌に目を研ぎ澄まして生きていることが尊い。大学で働いていれば雑事も多いものだが、自分は何をすべきで何をしたいのか?を常に自問自答することは大切である。午後にはその先輩の大学講義に、院生となったゼミの卒業生が出席したとの連絡。短歌と教育という意味でも、僕の大切にしているものの結実がそこにあった。
仕事の合間に母に様子を伺う電話。ワクチン接種の電話予約が開始された日であったからである。8時30分から電話をかけ続けているが、一向に先方に繋がる気配がないと言う。しかも「話し中」ではなく、繋がる可能性さえ感じさせないかのように「回線の管理者」の「言い分」が電話の向こうから流れるだけで、甚だ不安と憤懣を母は湛えていた。地元紙の記事を見ると、3500件分はWeb予約で25分で終了、1500件分が電話予約だというがそれでは予約できるのがかなり稀な確率だと知る。「予想できていたこと」の筈だが、この調子で7月までに「高齢者接種の完了」が現実的ではないと、多くの国民が現実を突きつけられている。
妻と幸せに、母も健康で
短歌に向き合える日々を
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