宮大短歌会オンライン歌会ーテーマ詠「茶」
2021-05-11
身近な飲み物としての「茶」種類・色・茶菓子・茶碗
ネットプリントも発行しました!
宮崎県は県独自の緊急事態宣言を発令した。単に感染者数だけを見れば、他県よりは低いが要は比率や医療状況の上で「危機的」との判断が肝要だろう。1月の際もそうだったが、早目の対応こそが「感染爆発」を抑える上で重要だ。ということで対面を模索していた歌会もオンライン継続(従来からGW明けということで学生が自主的に決めていた)、大学からは「サークル活動禁止」の御触れも出ている。歌会はオンラインとの相性よろしく、卒業生なども参加してくれてできるという利点もある。対面となってもハイブリッドの継続を考えてもよいだろう。さて、今回のテーマ詠は「茶」、冒頭に記したように様々な「茶」がイメージされた。
「茶渋」を比喩として見事に描くとか、「茶菓子」を食べる際の習性を切り取った歌が高点を獲得した。「茶碗」に関する歌も複数あり、また「茶の淹れ方」を比喩としたものも。さらには「茶」の種類を前面に出した歌も目立ち、「麦茶」「ウーロン茶」「ジャスミンティー」などが居並んだ。さらに時代だと感じたのは、ペットボトルの「茶」の特徴を比較した歌があり、製品の開発競争に思いを馳せた。また学生の中では「茶髪」も大切なおしゃれアイテムらしく、学期を思わせるうちに髪の色の変化に取材したものもあった。あらためて「文化」としての「茶」を考えさせられ、また学生の年代なりの色が出るものと感心した。いずれにしても日常生活で、丁寧に「茶」と向き合っていることが、計り知られる歌会となった。
宮大短歌会では「ネットプリント」歌集も配信
コンビニ等で出力できると云う
歌会のかたちも諸々と進化しつつある。
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