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まわり道より道もいいじゃない

2021-05-05
まっすぐ目標に向かう生き方もあれば
まわり道より道をする生き方もある
旅は観光名所のみを見るべきにあらず

巣籠もり2度目のGW、仕事から離れて自由に原稿を書いていることがただただ幸せ。こうして毎朝、小欄を書くことは文章を書く「筋トレ」のように作用し、だいぶ充実した筋肉がついた気がする。さらにまとまった原稿を書くことで、文章で表現する楽しさ・面白さに無条件に出逢っている。確か高校生の頃だ、マラソンなどスポーツの大会がテレビ中継されるのを観て、そこで感じたことを原稿用紙に書くのが楽しかった。全国的なYゼミナールの「小論文模試」にて、「全国ランキング3位」になってさらに自信をつけた。どこかで「物を書く」ということが生業になればと感じていた。その結果、教育学部(教員養成)と文学部とを迷って、後者に進学することになった。そのまま、「物書き」またはスポーツアナか記者という夢も思い描いたが、やはり「教師」になりたくなった。「物を書く」と同時に、人に語るのがどうしても好きだという習性に気づいたからだ。

現在はすっかり旅に出るなどいつのことか?という世情だが、観光名所ばかり巡る旅は面白みがない。他愛もない裏路地で名も知らぬレストランに入り、手作りの料理を味わい他愛もない人と呑み交わす。そんな旅こそが、人生に必要だと思うことがある。僕自身の人生も旅だとするならば、すべて順風満帆に航海してきたわけじゃない。研究者・物書きを目指しつつも、教育現場で生徒らと時間を過ごすことに魅せられ中高教員になった。現場の楽しさが、しばし「研究」や「著述」を僕から遠ざけた。しかし、果たして「自分」とは何がしたいのか?を問うようになり半ば強引に教職に身を置きつつ大学院修士に入学した。まっすぐに目標に向かった同級生が次々と大学教員になる中、院生として研究発表をくり返し論文を書く日々。次第に短大の縮小化や「国文学科」の極端な減少から、大学教員としての就職口が狭められた。だがしかし、難破しそうな航海にも必ず風は吹くものだ。「教員経験」の実務がある研究者こそが、教員養成学部で求められるようになった。よって宮崎への移住というのは、僕のまわり道より道をいいじゃないと言ってくれるありがたき好機となったわけである。

野球で言えば中盤からの大逆転
人生はいくらでもやり直しができる
まわり道より道の経験をこそ活かした人間味のある仕事がしたい。


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