医療で信頼すべきものは何か?
2021-05-04
止まるところを知らない感染拡大ワクチンの効果や副作用などの判断は?
薬事承認とか医師の適切な判断とか・・・
幼少の頃に発熱した折のことだ、普段は行かない家から少し遠目の医院に連れて行かれ、腿の裏側に強烈な痛みを伴う注射をされた記憶がある。何歳の頃だったかは覚えていないが、そのあまりの痛さを鮮明に記憶している。たぶん2回はその医院で行われた「痛みの記憶」は、その後も身体から離れず今に至る。しばらくはその医院のある方面に買物に行くのも嫌な感覚を持っていた。しばらく時間が経って小学校中学年も過ぎた頃、足への注射による「大腿四頭筋短縮症」が社会問題化するニュースを知った。あの「痛み」の記憶こそが筋肉注射で、全国で副作用が問題化していたというわけである。しばらくは自分の足の筋肉を憂えたりもしたが、その頃から足が速くなったこともあり、自分はその症例には当たらないだろうと祈り願い思い込むようにしていた。その結果、祈りと願いは通じた。
医師をいかに選ぶか、医師をいかに信頼するか、昭和の時代はそんなことも誠に曖昧だった気がする。医師は正確で適切な情報を開示もせず、どんな処置をしてどんな副作用があるかの説明もなかった。僕の母の世代だと「医師に説明を求めたらよい」と言うと、「医師に文句を付けるようで、その後の診療がきちんと為されなくなる」などと憂えて、ただただ医師の為すがままであることが、自分が大人になって来て大変に気になった。もちろん「医師への信頼」は大切であるが、それだけに適切な治療方針や副作用の可能性等の説明が必ず求められるように思う。以上のような経験から、今回の新型コロナワクチン接種についても、どれだけ信頼をしてよいものか?という不安が簡単には払拭できない。情報はほとんどが報道頼りで、自らWebなどで情報を仕入れるしかない。こんな時こそ係り付けの医師があれば、と強く思う今日この頃である。
薬事規制当局の承認がどれほどのものか
そして個々の医師の意識や判断の差異は
イスラエル・米国・英国などワクチン接種が進む国はどうなのだろう?
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