誰もが同じ不安の中に
2021-03-28
新型コロナが顕在化して1年以上誰しもが同じ不安の中に身を置いている
それぞれの意識、それぞれの不安
昨年ほどの危機感には曝されていないが、不安が拭い去られたわけではない。ちょうど1年前の今頃、新年度の大学授業の運び方などについて立場上、混沌とした議論を続けていたのが思い出される。「一寸先は闇」状況のめまぐるしい変化と、様々な情報により困惑し続けた日々だったことが思い出される。マスクにも消毒液にも慣れてしまい、友人らと楽しい会食もできないことの方が普通になってしまった。人間とは常に恒常性がある生き物ゆえだが、この「慣れ」でいいのかと思うことがある。感染者状況の波は、たぶん昨年のこの時期と同じように、再び次のわからない山が来ないわけではない。ここのところの地方都市での感染者増加は、明日は我が身と思わねばならないだろう。
世界の人々がたぶん等質に、この災禍の影響を受けている。だが国によって文化が違うように、そこに向かう意識はそれぞれ違うはずだ。日本国内でも様々な生業を持つ人々が、それぞれに苦しい日々を送っている。もちろんコロナ禍によって、収入などの条件が大きく上がった人々もいないわけではないだろう。どんな職種でどんな生き方をしているか?それがそのまま当人の「不安」になってしまうという意味では、あまりに不公平な苦難が地球上に現れたといえるかもしれない。それだけに生きる上で、何を信頼しているか?が試されている。過日に観たTV報道番組では、ドイツで飲食店を経営している夫婦が「ドイツ政府を信頼しているので不安はない」と答えていた。ある意味で世界共通の災禍ゆえに、言い訳はできない。たぶん100年後も終わらない「コロナ社会」、何を信頼して生きるのか?を慎重に考えたいものである。
どんな意識で何を信頼して生きるのか?
「仕方ない」と言わないために
言い訳はせず前向きな生き方を見つけたい。
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