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明日晴れるかな〜晴れ渡る空のようにー桑田佳祐「静かな春の戯れ」

2021-03-08
「神より賜えし孤独やトラブル
 泣きたい時は泣きなよ」
本当に晴れ渡る空がまた出逢うために・・・

桑田佳祐ソロ楽曲「明日晴れるかな」は、この時代を予見した曲だったんだ。「静かな春の戯れ〜Live in Blue Note Tokyo」の配信ライブを観て、涙が止まらなくなった。「明日もあてなき道を彷徨うなら これ以上元には戻れない」という歌詞が、まさにコロナ禍に世界が見舞われた今を、的確に僕らに伝えてくれていたのだ。詩歌・文学・音楽に僕らが身を寄せるのは、そこに未来も過去も、そして一番大切な現在もが詰め込まれており、あらゆる人々が息づいているからである。背中に大きな詩歌文学の偉大さが、桑田佳祐さんの楽曲を聴いていて実感できた。僕自身がある意味で「これ以上元には戻れない」境地の入り口に立たされた思いである。

今回のライブは場所柄またタイトル通りに、アコースティックな「大人の」肌触りがした。アンコール前のコメントで桑田さん自身によって語られたように、「人肌を感じる小さな音で」ライブの原点に帰るものだった。どうしてもドームなどでのエンターテーメントな集客興行ばかりが人気の度合いから催行される桑田さんであるが、このコロナ禍がその流れを原点回帰させ、より桑田佳祐の本質的な音楽を僕らに聴かせてくれたような気がした。グランドピアノとサックス・フルート・ベースなどメンバーの素晴らしいジャズフュージョンな編曲と演奏が、その原点の人肌感に花を添えた。セットリストの中で「SMILEー晴れ渡る空のように」は、ライブ初演奏。昨年1月から民放オリンピック共催の曲としてYouTubeで公開されているが、僕はコロナ禍で大学の新年度の仕事が一番苦しい際に、この曲にいつも励まされていた。そのため、この配信ライブで聴いた際には深い感慨を抱いた。何より大切なのは「栄光の人の影で 夢追う人たちがいる」のだ。それはこのコロナ禍で世界の一人ひとりが、どんなに苦しくとも人生を前に進めるための讃歌なのだ。

今現在、僕らに大切なものは何か?
ただ一つ「希望」を持って今日を生きることである。
「明日晴れるかな」うん!きっと「晴れ渡る空」が待っている。

桑田佳祐さん!ありがとう!


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