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春・別れ・旅立ちー宮崎大学短歌会追い出し歌会

2021-03-05
「三月・花束・春・桜・思い出」
別れの季節に卒業生へのはなむけを
感染対策を取りつつ今年度初めての対面歌会

もう年度内はあと1ヶ月もないが、12ヶ月目にして初めて対面にて宮崎大学短歌会歌会を開催した。附属図書館1階ワークショップコートを占有できるように予約し、80名定員の部屋に10数名という収容率、移動式椅子で相互に距離を取る等の対策を取って実施された。また隣県の熊本大学所属の会員が参加するためにオンライン回線も準備、会場の様子を映し出し、マイクを使用すればオンラインに音声が流れるというハイブリッド方式の歌会とした。この方式は今後も卒会生の参加や高校生との交流など、幅広い短歌会活動にも貢献すると思う。しかし、ほぼ1年以上も間が空いた対面歌会は、何か不思議な雰囲気があった。「久しぶり」ではあるがオンライン上で毎月2回は会っていたので、「ご無沙汰」ではないという感覚だ。それにしても、今年度に新入会した会員にとって、リアルで会うのは初めてという事実もあった。

自由詠・出詠歌17首、多くの歌が卒会生へのはなむけを意識した歌が並んだ。「三月・春」は、自ずと出会いと別れの季節。昨年コロナ禍の一斉休校で一時的に「9月入学」が話題となったが、すぐに立ち消えになった。短歌にするとあらためて実感するが、「卒業と入学」は「春」であるべきだろう。「春風」や「桜」などが呼ぶ新たな生命感、年末年始という区切りから3ヶ月後という距離感もいい。僕自身が長年にわたり「教員」をしてきたせいもあろう、「弥生三月」の生命の交代のような新陳代謝が悲喜交々を織り成すものである。「あなたのすべてを食べたい」「卒という字」「代わりに花束」といった趣旨の歌が高点歌となった。本年度で卒業する仲間たちは短歌会の創設期を超えて、会誌の発行・大学短歌バトルへの出場・大学祭で県と連携した出店など、活動の幅を大きく拡げてくれた。次なる新天地でも、短歌に親しみ続けながら豊かな人生を歩んで欲しい。

「思い出」と「損失」と
コロナ禍であれど「春がまた来る」
「けふ君が翔ぶあかねさす空」


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