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文化の日・読書の秋

2009-11-04
 3日(火)文化の日であるが朝からMLBワールドシリーズ中継。野球シーズンもいよいよ大詰めで、未だに試合をしているのは2チームのみ。肌寒さを一層感じる朝でもある。昼から自らも野球で久しぶりに休日練習。気が重かったが、楽しむという姿勢で向かえば、楽しめるというもの。投手と捕手に投球のあり方を伝授していると、やはり野球の魅力が奥深いことを感じる。

 帰宅途中に夕食をと思い、途中下車してとんかつの「和幸」。やはりとんかつを食べるならこの店だ。軟らかいヒレかつに大根おろしの組み合わせが何ともいえない。その後、池袋でリブロ。先月29日に新装オープンして、本の配置が変わっている。香山リカを2冊・上野千鶴子を1冊購入。今週金曜日に、この2人のシンポジウムを聴きに行く予定なので、最近の著書を読んでおきたいからだ。さらに書棚を眺めていると、最近流行していると新聞の書評欄にもあった「もういちど読む 山川日本史・世界史」が目に付く。表紙からして高校時代に使用した懐かしさがある。ついつい2冊とも購入してしまった。歴史は記憶が頼りなので、流れは頭にあるが詳細を忘れていることが多い。気になる時代がある時々に、改めて教科書記述を読んでみることにしよう。

 先週末から読んでいた、潮木守一氏著『職業としての大学教授』(中公叢書)を読み終えた。大学教授になるまでの道や大学院などのシステムが、日米英独仏の5カ国を中心に比較検討されていて興味深かった。世界的な大学ランキングを見ると、日本は決して高くはないことを以前から感じていたが、やはり大学内部の体質と文部行政の問題が絡み合い、「世間に理解されない教授職」を産み出してしまったという。それに引き替え、米国の大学においては、教授の給与も実績により左右される。まさにMLB選手と同じようなプロ意識のもとに研究が進められる。ただし大学間に種別とも言えるような格差があり、それは上位研究大学における話であるがようだが。大学生の質の低下問題を含めて、日本の大学が改革すべきことは山積だ。

 その後、この日に購入した香山リカ『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書)を一気に読了。読んでいると、最近の人々が「しがみつく」考え方に傾いていることが、精神科医の経験から紹介されている。しかし、どうも自分はそのようには考えないと感じるので、「しがみついて」はいないのかと自覚。9.11と小泉構造改革以来、人々の心が疲弊してしまう社会を、著者が緩やかに批判している点には賛同できる。「ふつうの幸せを手に入れる10のルール」とう副題だが、最終章で「勝間和代を目指さない」とあるのもわかりやすかった。その上で、信念を持つことと「しがみつく」ことは違うということを学ぶ。

 やはり文化の日に読書の秋。本を読んで他者のことばに耳を傾けることの重要性を再認識する一日。肌寒さの中にも晴れ渡る澄んだ空に、この季節ならではの爽快感があった。
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