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お昼に楽しみを置いて

2021-02-20
昼食+散歩とか
午前の歩みを讃え午後に英気を養う
人生にもそんなギアチェンジが必要

先日、同僚から借り受けたDVDにて、マイケル・ムーア監督『世界侵略のススメ』を観た。そこに映し出されていたのは例えば、「イタリアの会社での昼休みは2時間」といったドキュメンタリータッチの映像であり、2時間もの昼休みに多くの社員は帰宅して自作の昼食を楽しむのだそうだ。かなり以前からこの手の話は聞いたことがあったが、現実の映像で人々の陽気な姿を観るとあれこれと考えさせられる。現状の我が国では、多くの人々がコンビニ弁当を最小の時間で掻き込んで、眠気に襲われながらも午後の仕事にしがみつくのがいいところだろう。欧州でも陽気な人々の多いイタリアの料理もワインも、僕は個人的に好みであるが、それは風土が生んだ思考が詰め込まれているのかもしれない。

他にも「学力が世界でもNo1のフィンランドでは宿題がない」など、話題として追究してみたい内容が満載であった。小さな日々の習慣が違うことで、広く人生そのものの豊かさも違うのではないかとさえ思う。日本の子どもたちは過重な宿題に悩み、その上で塾通いなどを親が課し土日も遊ばず余裕のない日々を過ごしている者も少なくない。最近は「オンライン塾」が「学校」などと名乗って、TVのCMがつまらない生活の入口に誘っているかのようだ。個人で生活がシフトできるならば、他国の良い点はマネび(「学び」は「真似び」であるという掛詞的な造語)て良いのではと思う。まず手軽にできることとしてランチタイムの見直し。午前中の集中力が原稿などに向かう勝負であると僕は考えるが、昼食に楽しい目標があれば、さらに充実するのではないかと考えた。ご褒美の温かいランチに、自然豊かな環境の中で散歩を楽しんだり花を観に行ったり。人生そのもののを、あくせくとつまらないものにしてはいけない。勤勉なのは我が国の大きな美徳であろうが、生活を楽しむことを忘れてはならないだろう。

大学キャンパス内でも自然豊かに
職場が自宅へ簡単に帰れる距離にあることも
宮崎は日本のイタリアかハワイになれるかもしれない。


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