花を思ひて妻と親しむ
2021-02-15
「みやざき花いっぱいプロジョエクト」新しいスイートピーの品種なども
飲食ばかりではない花屋さんも応援を
東北の最大震度6強の地震から一夜が明け、研究者仲間のSNSには研究室の惨状が投稿されていた。本棚から多くの書籍が飛び出し散乱し、机上のPCモニターなどを薙ぎ倒し、言葉にならない様子にお見舞いのメッセージをお送りした。思い返せば10年前、東京のマンション12階に住んでいた僕は、書斎が前述したような状態となり本箱やPC・プリンタの損壊で地震保険が支払われるに至った。復旧には余震に悩まされながらということもあり、約1ヶ月を要した。それを思うに仲間の今後の時間が想像された。さらには僕自身の研究室も、書棚の上に物を載せたりPCや機械類を置く位置には十分な配慮が必要だと新たな整理が必要だと悟った。あらためて東北地方の多くの方々に、心よりお見舞いを申し上げたい。
気が滅入る事ばかりの世の中に、せめて心が明るくなるのが花である。先日、妻が立春ということもあって、ミモザが散りばめられたリースを買って来た。深緑の円環に細かい黄色が映え、玄関に春を呼び込んでくれるようだ。また先月の誕生日に義母からいただいたベゴニアの鉢植えが、リビングには色鮮やかに飾ってある。一昨日に地元放送局の番組で「みやざき花いっぱいプロジェクト」が特集され、妻の懇意にする花屋さんが取材に応じていた。どうやら新型コロナ禍で県内の花農家や花屋さんの売り上げが激減したのを、県が支援するために県庁など公共な場所にも多く花を飾ろうという企画であるらしい。飲食店の方々の苦労もいかばかりかと思うが、そればかりではなく広い社会全体での支え合いが今は必要なのだろう。荒んだ心を和ましてくれるお花、宮崎ならではの心温める支援である。
雨の休日は一歩も外に出ず
zoom歌会でせめて短歌を語り合う
もちろん花を詠んだ歌を出詠した。
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