新規感染者「0」宮崎県
2021-02-09
2月8日新規感染者「0」85日ぶり、県からは「県民の努力の賜物」と賞讃
しかし、気を緩めず「105人」を記録した日を忘れず
昨年11月15日以来、85日ぶりに宮崎県内の新規感染者が「0」を記録した。思えば1月7日には「105人」という人口密度にしては悲劇的な数字を記録し、県内には悲観的な声も広がった。第1波・第2波の際は、宮崎はあまり感染者も出さず比較的に安全なイメージを居住者として持つことができた。人口減少が懸念される情勢ではあったが、むしろこのぐらいの人口密度が適切なのではないかと思ったりもした。しかし、県外からの来訪者との接触を契機に、家庭内や職場内に学校などでいわゆるクラスターが頻発し感染は火が延焼するようにみるみる広がって行った。第3波において感染力が増強されているというのは一般的によく聞かれたが宮崎も例外ではなく、むしろ都市部と違いこの病床数で感染が拡大すると医療現場の逼迫が厳しい状況になることに危機感が募った。
この新年の状況に県知事が早々に決断し、「独自の緊急事態宣言」を発出した。その後、九州沖縄地区では熊本・沖縄と独自の宣言を出したが、「歴史的な危機に直面している」という宮崎県知事のコメントは、県民に一定の緊張感を持たせるために有効であったと思う。もとより今日発表される感染者数は、2週間前の人々の行動の成果だと云う。1月7日の状況は、既に年末の状況が作り出していたのだ。1月中の我慢が今、県民の成果として「0」の日が訪れた。だがあくまで月曜日の数値、1週間の中でも検査数が少なく楽観ができるわけではない。今日明日とまた、感染数は記録されて行くであろう。しかしながら、実行すれば実現するという「成功体験」を、県民全体で共有できたことは大きいのではないか。全国感染数地図を見ても、東北や山陰は常に感染者が少ない。もちろん人口密度も大きな要因であるのは理解した上で、この列島にこの人口がいかに住むか?を持続可能社会という意味で考えるべき時なのかもしれない。
引き続き「警報」次元の警戒は続く
スポーツキャンプも引き続き無観客にて
口蹄疫の厳しい経験も活かされているはずだ。
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