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移らない移さないあらためて

2021-01-23
「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」再考
個々人が移らない・人に移さないために
自分が感染しているとしたら、という想像力

専門家ではないから、あくまで放談だと思って読んでいただきたい。新型コロナの第1波・第2波に比べて、この第3波は何が違うのだろうと思う。まずは冬季という気候の問題、低温と乾燥がウイルスにとって生き延びやすい環境なのだろう。また昨今急激に取り沙汰されているように、ウイルスそのものが変異して感染力が大幅に強まったと云うこと。その変異にも世界ではいくつもの類型があって、もしかすると日本でも風土に合わせた変異が起きているかもしれないという予測もある。いずれにしてもこのウイルスはしたたかで、人間がわかってくるとその網の目をかいくぐるように、「わからない」状態に身を潜めてしまう。100年前の「スペイン風邪」も大変ではあったのだろうが、さらに上を行く新時代のウイルスのような気さえしてくる。

こうしたウイルスそのものの要素とは別に、我々人間が「変異」してしまったことも見逃せないと思っている。昨春に一斉に喧伝された「手洗い・マスク・三密回避」などと云うことが、慣れてしまうことで疎かになってはいないだろうか。手洗い習慣は春や夏に比べて、冷たい水だと短時間になりがちで、乾燥して手も荒れやすく無自覚に簡略化してはいないだろうか?マスクも個性的になりほとんどの人が着用はしているが、「鼻出し」「顎下げ」など緩んだ着用姿勢も問題視されている。さらに「三密」に対しては、都市部での通勤電車が平然と混んでいる状況をはじめとして、仕方ないという理由で回避していない場合が少なくない。当初は「自分が感染しているという想定で行動せよ」と云うことだったはずだ。マスクをしているからといって、「近い距離で喋る」という回避すべき行為を慣れてしまって実行していないのである。最後に、多くの人が「新しい年になれば」という意識がなかったか?五輪開催も含めて「2021」は回復するのだという希望的な幻想があったのではないか?それを嘲笑うかのように、日本の年末年始にウイルス感染が拡大したのは、この国の人々の特性がウイルスに利用された誠に象徴的な出来事だったのかもしれない。

あらためて公衆衛生を考える
人の知性が試されている
考えて考えて日々の行動によって自らを護ろう。


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