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牧水研究会ー文化を継承していくこと

2020-12-28
「牧水研究会」総会
中堅や若手の投稿そして会員拡大へ向けて
明日の宮崎を考えるために・・・

新型コロナ感染拡大は、特に都市部で歯止めはかからず、さらに変異種の確認など先行きが不安なニュースが絶えない。そんな中ではあるが、事務局長の医師の適切な対応が施された会場で、対面による牧水研究会総会が開催された。この1年間は、僕自身も編集人に加わり「一首選」企画などを担当したが、それでもなかなか1冊の内容に見合った原稿が集まらなくなったという問題が提起された。会員の主体的な投稿を尊重するという意味では、会員本位の研究誌でもある。昨今の文学研究誌では、研究学会所管誌であっても投稿の減少が問題視されている。研究分野の後継者の育成が急務であるのは明らかだ。新型コロナで企画参集が難しい社会状況下で、いかに中堅や若手の会員に声を投げかけるかが重要であるだろう。

幸いに宮崎では大学生・高校生をはじめとして、若手で歌作に勤しむ人々は少なくない。もちろん僕自身の大学講義を受講した学生たちへの働きかけも、重要な窓口となろう。会員諸氏の声を聞くと、評論などのレベルが高くなかなか投稿は敷居が高いのだと云う。こうした点を勘案すると、25号(現在編集発行準備中)まで続いてきた『牧水研究』をさらに年代層を超えた人々が交流する場にしていかねばなるまい。Web投稿なども利用して、「牧水の広場」などを創り出していくべきではないかと思う。またシンポジウム開催などには、オンラインを積極的に活用すべきと思う。ここは大学図書館と公立図書館との連携をはじめ、「短歌県づくり」とも連動しながら中堅や若手をいかに参画してもらうか?これは日本社会全体の縮図としての問題ではないか、とさえ思いつつ帰路に着いた。

教育の役割と責務
これまでに築かれた先輩諸氏の文化を継承するために
短歌を盛んに住んでいて幸せな宮崎を創るために。


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