何が「勝負」だったのだろう
2020-12-23
「勝負の3週間」???言葉の見逃し三球三振
意を決して考えるべきこと
年末年始が大きく様変わりしている。人と会うことが憚られ、会食や酒宴という楽しい時間も催すことができない。国内の移動も控えるべきということで、帰省で親類に会うことさえも儘ならない。実生活を共にしている最小単位で「静かな年末年始」が好ましいと云う。生まれてこの方、心身に埋め込まれた年末年始の習慣を回避するという類稀な時間を過ごさなければならない。同僚や学生たちとも忘年会はなく、毎年恒例の新年会歌会も催されない。あくまで自粛ということだが、見えないウィルスには到底敵わないのである。それは図らずもこの年末年始に、感染が高い波となってしまい止まることを知らないからだ。もう少し、早く何らかの手立ては講じられなかったのかと思う。
「勝負の3週間」などと喧伝されたことが、虚しくも見逃し三球三振な方策であった。3月の連休に街頭に人出が多くなり、4月に感染が一気に拡大したことを僕らは忘れていない。その既視感のあるニュースを、またこの機にも観光地の映像で見せられた感じである。京都嵐山の渡月橋や東京浅草浅草寺の人出が「密」な映像は、そのまま関西圏・関東圏の感染者数に跳ね返っている。我慢をするべき時に「35%オフの旅行商品」をチラつかせられ、「経済も大切だ」という正当めいた呪文を唱えられれれば人々の欲求は楽しい方に靡く。勝負すべき時を逸してしまい、むしろ楽しく過ごすべき年末年始に我慢が強いられる形である。防犯管理の話題の折に「何が悪いって泥棒が悪い」と言うようなもので、「ウィルス」のせいだと言っても話は始まらない。そこへきて首相自らの会食の連続、さぞ感染対策が「徹底」されたレストランなのだろうか。
クリスマスも年末年始も家族のみ
あの3月4月から大きな好転もなし
2021年もそう簡単には行かないとは思っておこうか。
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