己を封じ込めないために
2020-12-12
「自分でこんな人間だと思っていると、それだけの人間にしかなれません。」
(ヘレン・ケラーのことばから・著述家「真山知幸名言マガジン」より)
もうかれこれ10年以上のお付き合いの著述家・真山知幸氏が「メルマガ」を復活させたと云うので登録してみた。毎朝「今日1日を楽しむための名言マガジン」なるものがメールで届けられる。真山氏は、様々な分野で過去の偉人の「名言」などに関する著作が多数ある敏腕なライターである。最近、フリーランスに転身し「著述」一本を生業とする生活に入った。僕自身が研究に専念し大学での教育歴を積むために中高教員を辞する際にも、あれこれ相談に乗ってもらった間柄である。いずれにしても「自分がやりたいこと」で生計を立てるというのは、格好は良いが容易ではない。だがしかし、困難があったとしてもその夢に向かう志を持って生きることが尊いことを、お互いに認め合うことができていて、僕の人生にとっても大切な友人である。
昨日のメルマガはヘレン・ケラーの名言で、その一部を冒頭に記した。人は自らが置かれている境遇などを恨んだり、周囲の環境が悪いのだと他者のせいにして言い訳をしがちである。自らで自らの行く手を思い込みで閉塞させ、己の殻に閉じ籠ってその場で淀み濁って行く。明日には新しい朝が来て、新しい自分がいることを自ら拒否してしまう。可能性は他者から教えてもらうものではなく、自ら気付くしかないものではないか。殻や枠組ばかりにこだわり、この世界観の中でしか生きられないと決めつけるのも自分自身である。生き方も仕事も人それぞれ、与えられた命をいかに活かして生き抜くか。そこに「ためらい」は不要であり、心の赴くままに翔べたならいい。
「志」の文字は「心」が「上を向く(矢印)」という字源
怖いのは自らが自らを引き籠らせること
ことばに向き合い人と接することが生きることである。
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