図書館を語ろうー主体的な学生活動を支援するために
2020-12-10
「宮崎県大学図書館協議会」シンポ&ワークショップ学生がパネリストにファシリテーターに
もつ資源を「創造」するための自由な語り合い
副館長を務める附属図書館が主催し前述した企画を実施した。対面とオンラインの双方で実施したこともあり、福岡・長崎・大分の大学図書館関係で参加いただいた方々もあった。リニューアルした図書館は施設のみならず、学生が主体的な活動をする「生きた」機能を持たせることを目指す。学内で既に1年以上、ワーキンググループを創りあれこれと模索してきた内容を発展途上のままに披瀝することになった。シンポの趣旨説明でも話したのだが、「創る」の「創」という文字は「倉(持っている資源)」に「刀(りっとう)」で傷をつけるということ。何事もある程度の「痛み」を伴い煩悶しない限りは、新しい芽は出てこないものである。
シンポでは、既に学内で展開していた「チャレンジプログラム」の具体例、「地域資源たる食材」を活かす展開、宮崎県の方向(短歌県)に呼応した「文学の社会的意義」を見据えた短歌活動の萌芽についての基調報告がなされる。パネリストの対話では学生が臆さず手を伸ばすこと、「ヒト・モノ・コト」をつなぐことなどの大切さが浮き上がる。後半のワークショップでは、学生5名がファシリテーター(対話展開の支援者)の方法を学び担当した。「遊ぶ・楽しむ図書館」という自らが定めた目標を見据え、可能か否かを問わず思いついた発想を次々に「つなげ」て、連想から新たな企画を考案する自由奔放な対話を実施した。「図書館音楽会」とか「ワイン読書会」「パブリックビューイング」「子どもを放つ」「太極拳オンライン講座」等々、僕自身が参加したグループでも楽しいワクワク感ある企画が多数提起された。
「創(きずつけた)」ならば「絆創膏」を
人と人がつながり交流するための肝(臓)心(臓)な学内基地
この機会に学生さんを主体とする企画が運営できたことが大きな収穫となった。
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