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ハイブリッド歌会ー宮崎大学短歌会12月歌会「題詠:地獄」

2020-12-09
図書館とオンライン併用歌会
ある新聞記者の方の取材にも応じつつ
題詠「地獄」の歌をよむ

宮崎大学短歌会は、ある新聞社宮崎支局記者の方の取材をここのところ継続的に受けている。コロナ禍にも歌会を続ける若者の姿や、ことばへの向き合い方が大きなテーマのようである。今年はすっかりオンライン歌会で実施してきたが、今回は図書館で中心的に取材を受ける2名が記者の方とともに対面し、僕を含めた他の者はオンライン参加をするというハイブリッド歌会を試みた。取材への要望を取り込んだとはいえ、今後は考えていくべき形式ではないかと思う。オンラインではチャットを利用した互選投票や詠草の画面共有など、歌会との相性はなかなかよいことは明らかだ。しかし、対面でしか味わえない歌会の醍醐味とはなんだろう?身体性や空気感等々、ハイブリッドが見せてくれるものにも期待をしつつの開催であった。

題詠「地獄」出詠歌10首参加者6名、若者感覚の様々な「地獄」が歌となって表現された。多くの参加者が口にしたことは、「地獄」の題詠は難しそうに思ったが意外に日々の生活の中で使っていることばだと気付いたということ。『天国と地獄』の曲や夕焼けの色、飲食物の味などに対して比喩や思いが込められた歌が多かった。運動会で流れるあの曲には、なぜか徒競走に追い立てられるような身体反応を起こしがちだ。「地獄」が詠まれる背景には常に「天国」(安楽な場所や物)が意識されているようにも思う。奇しくも歌会開催日は12月8日、真珠湾攻撃による開戦の日でもある。そのような意味で「ひめゆり」を素材とした歌があったことは、参加者が「平和」を考える大きな契機となった。それにしても、いかにも「平和」な「地獄」が多かったのはまさに時代相であろうか。

「地獄」とは何か?
図書館を基地局に展開する新しい歌会形式
「コロナ禍」でもなお「平和」であることを噛み締めて


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