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短歌史を進める文学運動体

2020-12-08
「進行形の短歌史の最前線」
「1300年のやまとうたの歴史上に身を置く」
意識が動き出す佐佐木幸綱先生のことば

今月も所属する短歌結社誌『心の花』が届いた。家のポストだと時折、雨水が流れ込んで濡らすと困るので、大学学部宛に毎月届けられることになっている。メールボックスでその封筒を見つけるのが、1ヶ月で一番ウキウキするお届け物である。その場で即座に開封したい衝動を抑えソワソワしながら研究室に戻り、すぐさま開封しまずは自らの短歌がどのように選ばれたのかを探る。しばらくは夢中になって、その誌のページを繰り続ける。この想いは何であろうか?Webが活況を呈する時代に、書簡の恋文への返信が届いたように心を揺さぶられるひと時である。このような気持ちをさらに高めてくれる、主宰の佐佐木幸綱先生のことばにこの度は出逢った。先週末の「心の花宮崎歌会」で配布されたバックナンバーのコピー「短歌の現在ー選歌の現状」(2001年12月号)である。

本日の標題や冒頭に記したことば、「『心の花』はサービス機関ではない」「営業的投稿雑誌でもない」と勘違いを矯正しつつ、力強く「短歌史」の上に立つ「運動体」であると宣言している。選者の方々も情熱を注ぎ、それは「短歌に対する愛着と短歌史の未来への期待」によって支えられていると説く。前項で記したワクワク感のみでは済まされない、まさに「1300年の短歌史の上」における「最前線」で躍動する「運動体」こそが毎月の『心の花』なのである。このことばには、身震いがするような気概を覚えている。僕自身としては研究の射程にあった古典和歌と同線軸上に身を置いているというのが、あまりにもダイナミックな生き方である。今月号では「作品評」のご担当の方に「秀歌三十首+今年の収穫」に一首を選んでいただいた。もちろん、「月詠」と「メール題詠」にも自らの表現を見出した。「運動体」の一要素として、「最前線」に立つ決意を新たに歌を詠み続けたいと思う。

『心の花』1466号(2020年12月号)
日本で一番古く長い「運動体」である
今日の一首が大きな明日へと翔び立つごとく。


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