適する時間を切り分ける
2020-11-29
午前中の脳の閃めき午後の穏やかなこころ
夜になって歌をよむひととき
1日はほぼ世界の人間が公平に必ず24時間に変わりはないのだが、それをいかに活かすかで生き方は変わってくる。幼少の頃、家業が忙しく夜なべをしている父の仕事場に行くといつも前述した趣旨の言葉を聞かされた。小学校の中学年ぐらいまでは、どちらかというとゆったり時間に左右されずぼんやり好きな絵本でも読むのが好きな自分であった。だが私立中学校受験をする頃から、時間をいかに使うかという意識が芽生えたように思う。中学校高等学校では運動部と勉強の両立が生活の大きなテーマであり、高校3年の7月まで部活をしていたが大学受験では志望校に合格できた。大学に入ると細かい時間からは解放された感はあったが、卒論を仕上げるのは時間との闘いであったと記憶する。
今年はコロナ禍ということもあり、時間意識が大きく揺さぶられたように思う。春先から大学講義をはじめ、様々なことで時間を要することも多く常に追われている印象があった。いつでも「次にやらねばならないこと」があって、「まだかまだか」と追い立てられる感覚である。師走も近づいた今、あらためて時間は切り分けて「適材適所」に使うべきかと思うようになってきた。午前中は閃めきの多い時間帯、原稿を書くには格好の時間である。午後は比較的自由に新しい発想を求めていたい気がする。夜になって就寝前までの時間に短歌と触れ合う時間がまた大切である。このように時間帯で適した内容に向き合うことこそが、24時間を最大限に活かすことであろう。もちろん全体の三分の一は睡眠であり、その時間帯にもこだわりを持ちたいと思うのである。
日の出と月の出などを意識しながら
「命をいかに活かすか」と坂本龍馬は問うた
「命の限り旅を続けよう」とサザンは歌う
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