文学の学びを深める宮崎へ
2020-11-20
みやざきゆかりの文学全集足掛け3年、刊行へ向けて大詰め
県内の多くの中学校・高等学校・大学での活用へ向けて
企画の発案より3年、みやざきゆかりの文学全集の編集・執筆に携わってきた。その全集もいよいよ、刊行への最終段階となった。正直なところ専門分野以外の古典文学に関する執筆は負担も大きかったのだが、みやざきにゆかりの文学を深く知ることができる好機でもあった。宮崎に住み宮崎の教育に関わる身として、人生の上でも大きな足跡となった。また刊行にあたり多くの協賛企業などから寄付をいただいたが、全県でこのような点に関心を向ける傾向があるのは好ましいことだ。文化・文学を大切にしない土地は、未来への視野が開けないと思うがゆえである。
書籍は企画・編集・執筆・刊行の段階を経て世にでるものだが、やはり大切なのはその後にどう読まれるかである。今回の書籍は県内各所の図書館をはじめ、中学校・高等学校・大学へ配布されることになる。課題は、そこでいかに活用されるかである。編集・執筆に関わった者としては、ぜひ国語の授業で諸々の教材と比較読みをするなどの活用を促したいと思う。郷土に根付く文学について知ることは、自らの由来を知ることにも連なる。豊かな自然・豊かな食材に加え、県民のみなさんの多くが「文学」によって真に豊かな暮らしをして欲しいと願う。
来年の早々の刊行となる
文学のみやざきを巡ろう
刊行後に可能ならイベントなどが企画されることを願う。
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