僕たちの自然ミュージアム「南郷大島」
2020-11-16
昭和56年までは小学校があった現在は無人島として釣り人などがわたる
「国文祭・芸文祭みやざき2020」の企画として
「南郷大島ミュージアム」という企画名で、自然の島を舞台に「国文祭・芸文祭みやざき2020」のプレプログラムが行われていた。妻の実家から近いこともあって、義母さんが島までの乗船券(主催企画により無料)の予約を早朝から確保してくれた。いつも妻の実家に行く際は、車窓から港の沖合に見える「南郷大島」の威容を見ていた。いつかは渡りたいと思っていたが、なかなかこうした機会がないと渡ることもない。どうやら義母さんも長年この地で暮らしてきても、渡った経験はないのだと云う。50人乗りの高速艇で約15分、防波堤の外に出るとやや波に揉まれながら、好天に恵まれ暖かい島の訪問となった。
島内はほとんどが山状であり港から早々に険しい坂道が続く。その登り口に使用できる杖が置いてあり、義母さんと僕の母父はそれを手に取った。「人生楽ありゃ苦もあるさ」(「水戸黄門」のテーマ曲)を口ずさみながら登り開始。当初の目的地は2Km先であったが、坂道の傾斜に困難さが目立ち1Kmに及ばないあたりのスポットで断念。うちの母父はそこで休憩している間に、義母さんと僕ら夫妻は「パノラマ広場」と名付けられた展望スポットへ向かう。「海を渡る蝶」として2500Kmも移動してくると云われる「アサギマダラ」が、何羽も乱舞し僕らを出迎えてくれた。そして樹木の中から視界が開けた先に目井津・大堂津・油津の各港が遠望できた。大型客船も通過すると云う美しい海の先に、妻が幼少の頃から育った土地が見える。これぞ僕らにとっての「自然ミュージアム」なのであった。
帰る船便を待つこと2時間
「50人」までゆえ港に留め置かれる人々も
あまりにも美しい海に掃海艇のグレーの色だけがくすんで見えた。
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