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オンライン授業の「顔出し」のこと

2020-11-12
同時双方向システムで顔を出すこと
知り合いの研究者の投稿に「顔出ししない先生」がいると
語り掛ける・聴いて理解するに「顔」は必要なのだろうか?

全国で多くの大学教員が慣れたせいもあろうが、春先ほどオンライン講義についての情報交換などが喧しくなくなった。4月当初はSNSなどでも専用のグループがあって、様々な分野の大学教員がそのあり方・方法について情報交換をしていたものだ。学内でも何度かの研修などの場が設定されたが、その方法と効果については共通理解に及んだ訳ではあるまい。学生から情報を得ることもあるが、多くは隣人がどんなオンライン講義に仕立てているかがわからない。昨日のことであるが、知り合いの研究者のSNS投稿があり、学生から聞いた話として「同時双方向」講義の際に「顔を出さずに喋っている先生がいる」というものが掲載されていた。僕の講義でも学生が「顔を出さない」ケースは散見されるが「教員が」というのは初めて聞いたもので、あれこれと考えさせられた。

「同時双方向システム(ここではZoomやWebexなどのこと)」で講義をする意味は何であろうか?概ね「対面講義」をしたいところだが感染対策で叶わないので、講義時間帯になるべく対面に近いライブ感あるものを実施するためであろうか。また一方的な資料提供ではなく、学生側からの発言を取り込んで対話ができるという意義が大きいように思われる。となれば受講学生の人数規模にも適切な水準があるはずで、あまりに多いとなれば先の後者の意義は薄れてしまいかねない。また本気で「対話」を創るとなると学生側も表情を含めてライブ感をもった受講姿勢が必要になろう。ゆえに教員が自らの顔を晒さずに、黒い画面(あるいは写真などを掲載している場合もある)から声だけで語り掛けることには大きな違和感を覚える。これは僕が進めている「ラジオ講座方式」とは大きな違いがある。講義計画や教育効果を含めて「声」のみで実施するという戦略的な構想とは、思えないからである。いつでも受講できる「オンデマンド方式」でも「顔を出すか出さぬか」という議論はあるが、ライブ感を求め顔を出せる環境で出さないことと、声のみではあるが課題やチェットシステムで学生と対話関係を結んでいる講義では大きな違いがあることに自覚的になるべきだろう。

顔出し動画と音声のみを組み合わせたり
それぞれ使用する方法の効果を最大限に活かすために
既にオンライン講義は「仕方なく」やっている訳ではないのである。


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