思い込みから脱してみれば
2020-11-10
車メーカーとか贔屓球団とか親の嗜好から脱することで気づいたこと
あれこれと世界を試すための人生
幼少の頃から育った過程を振り返ってみると、当然ながら親の嗜好に左右された時期があることを知る。車好きだった父は「ブルーバード」「スカイライン」「グロリア」と乗用車を乗り継ぎ、「日産」から生涯を通じて離れることはなかった。営業車として「スバル」の軽自動車と「マツダ」のトラックがあった記憶はあるが、トラックなどは不具合を感じたらしくすぐに「ダットサン」に乗り換えていた。このことから幼少の頃の僕は「日産」の自動車が一番優れていると思い込んでいた。しかし、最近の人気俳優を起用したCMでは苦難の歴史を自虐的に敢えて語るのだが、経営陣の右往左往ぶりには考えさせられる要素が多い。それゆえにむしろ僕の自家用車歴は、多様なメーカーを渡り歩く歴史でもある。
現在では日常からサザンオールスターズ・桑田佳祐さんの音楽なしでは生きられないほどに愛好している。だが思春期にサザンがデビューしTVに出演しているのを父がいる茶の間で観ていると、「なんだこいつ!何歌ってっかわからない!」と俄かに怒るので、心では惹きつけられながら仕方なく賛同する素振りをしてしまったこともある。またプロ野球も父が長嶋茂雄世代であるため、巨人ファンであることが深く刷り込まれた。そのお陰で少年時代には後楽園球場が近かったせいもあり、当時の王貞治選手らとの握手など将来に希望を抱かせてもらう体験もできた。しかし「巨人」が「西武」に日本シリーズで敗れるようになった頃から、野球そのものの質感を重視した見方をすれば自ずと好む球団は多様に変化した。思い返すに、親から刷り込まれたことから脱することから、自らの認識が確立した来たその過程が大変に重要なのであった。
こうした思い込みに
日本人は陥りやすいのでは
時代が動く中で質感が高いものを選択する眼を持ちたい。
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