Aか?Bか?のち新たなるCたる社会へ
2020-11-09
「青か?赤か?」という選挙人獲得州ごとの地図当選確実となったバイデン・ハリス陣営の演説は
幸せで豊かな公平で不正のない民主主義の社会へ
アメリカ合衆国大統領選の情勢は大詰めで、バイデン・ハリス陣営が当選確実となって勝利の演説を行った。その内容を聴いていて、忘れ去られていたものが取り戻せたような気になってある種の感激を覚えた。黒人女性初の副大統領候補のハリス氏の弁舌は実に惹き込まれる具体例から語り出され、自由と民主主義を取り戻すことができる歓喜の笑顔に満ち溢れていた。またバイデン大統領候補の顔つきや言葉には、選挙戦最中には見られなかった精悍なものがあり、新しいアメリカ合衆国へ向かうことができる力強さを感得できた。
選挙戦開票中に見る獲得選挙人の州ごとの青と赤の勢力図は、今回に限らないが東西両海岸が「青」の民主党支持が獲得し、中西部において「赤」の共和党支持が多く獲得する分断社会が可視化される。都市部と山間部での意識の差は、アメリカ合衆国だけの問題ではないが、あからさまな政治意識の違いにはいつも考えさせられる。しかし今回は西海岸から山間部側のネバダ・アリゾナ・ニューメキシコ・コロラド州などでは「青」となった。ウィスコンシンやミシガン州の中部での獲得も大きいいであろう。問題はこの選挙戦のみならず、分断が蔓延った合衆国をいかに再建するかであろう。世界の主導者が合衆国という図式を含め、この超大国が「分断」をこれまでは世界中にばら撒いてしまった。さすれば「青か赤か」という二者択一ではない、新たな「色」を世界が希求しコロナ後の真に新たしい社会を築くべきと強く思う。
しかし「不正な選挙だ」と
未だ「分断」を煽る情けない男
「AかBか」としか考えらえない思考をまずは是正すべきである。
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