入学前から卒業後まで
2020-11-08
県内高等学校出前講義「全国高校生短歌オンライン甲子園」
そして卒業生の集い
9月以降、県内の高校への出張講義へ赴く機会が多い。地域の大学として地元の高校生の進学を誘う活動は重要である。同時に地域の教育そのものをどう考えるか、まさに地域のあり方・文化を継承していくための「教員養成」でもある。宮崎ではどんな学びが特長的で風土と響き合うのか?単に出身者を「教師」にすればよい訳ではない。県全体の未来を見据え、文化的な後継者を育てられる人材を育てる。地域の教育を担うとは、そういうことではないか。この日も91名の高校生に110分の短歌に関する講義を行った。
大学へ帰り附属図書館での「全国高校生短歌オンライン甲子園サテライト会場」にて決勝を観戦。実に優れた短歌の高度な現代版歌合の光景には、深く感じ入るものがあった。この全国三冠統一戦が宮崎で開催される意義は実に大きい。これぞ宮崎の文化的継承ではないか。高校生の短歌に深く感じ入るままに、夜には自宅の卒業生らがやってくる準備へ。明るい報告もあり今後への相談もあり、実に充実した時間を過ごした。卒業後3年、あれこれ悩みも多いがこれを超えてこそ「教師」として「社会人」としての未来が見えてくるものだ。
人と向き合い迎え入れる
卒業後こそ人としての付き合いが
宮崎を短歌県にするための地盤を築くために
- 関連記事
-
- 日本国語教育学会西日本集会宮崎大会プレテスト (2021/06/06)
- 現代短歌・南の会『梁』創刊100号記念号 (2021/05/22)
- 五感の連動・命の感触ー大人のための超短歌入門 (2021/05/09)
- 謝辞に短歌をー旅立ちの笑顔 (2021/03/24)
- 短歌のオンライン高大連携交流授業ー「短歌県」の実践として (2021/03/23)
- 「新しい歌あそび研究所」開講 (2021/03/01)
- 文学の学びを深める宮崎へ (2020/11/20)
- 入学前から卒業後まで (2020/11/08)
- 「全国高校生短歌オンライン甲子園」サテライト会場 (2020/11/07)
- 「第4回みやにち俵万智短歌賞」表彰式 (2020/10/04)
- 附属図書館「国文・芸文祭2020みやざき」PRコーナー設置 (2020/07/30)
- 若き人も牧水賞授賞式へ (2020/02/13)
- 「歌垣ピクニック」来県! (2020/02/01)
- 「待つ」ことは生きることー#まちなか文化堂 (2019/12/22)
- まちなかの偶然 (2019/12/21)
スポンサーサイト
tag :