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ライブラリーラジオの初回収録

2020-10-14
例えば、落語の個人練習
個室で配信音声の収録
より多くの人を対象とする「ライブラリーラジオ」開設

附属図書館がリニューアルオープンし、ほぼ3ヶ月となる。遠隔講義が中心のキャンパスゆえ、多くの学生が利用する状況ではない。それでも入退館記録や体調管理・手指消毒はもちろん、記号を貼り付けた座席番号の記録など行動履歴の確認などに努めて運営している。リニューアル前からの構想では、「学生創発活動」を館内施設を利用して起こす予定であった。しかし、現状ではなかなか「学生を集める」状況に至っていない。それでもなお、遠隔講義で得られた手法も導入し学生の主体的な学びを醸成したいと考えている。このような趣旨から、「ライブラリーラジオ」と銘打って図書館創発活動に関連した情報を「音声配信」で提供することにした。

昨日は初回30分の番組収録を試みた。前期基礎教育「日本の恋歌ー和歌短歌と歌謡曲」の200名以上に及んだ受講者に対応した遠隔講義により可能性を得た手法である。音声のみの情報をラジオのように聴く、話している人の動画や文字情報があるよりも「聴く」という行為に集中しその能力の開発になるように学生たちからの反応により感得した。受講目的のある学生に対象が絞られていたことは、語り掛けに説得力が持てる要素であった。今回は学内限定ではあるが、不特定多数を対象とする配信となる。これはさすがに、難しさも感じざるを得ない。過去には個室で壁に向かって落語の練習をしたことがあるが、聴衆のいないそれはまさに「暖簾に腕押し」のような難しさがあった。短歌紹介やラジオドラマの分野は前期講義の「十八番」であるが、全編30分で図書館のあり方の趣旨が伝わるものであったか?図書館施設の個室を使用しつつ、自らに向き合う難しさを悟った。

図書館は15日から開館時間も通常時間に戻り、土曜日も開館。
俵万智短歌賞の受賞歌紹介
そして「宮崎基地特攻資料展」(〜15日まで)に寄せたラジオドラマも。


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