紙とのつきあい
2020-09-14
新聞紙を利用したバッグ表面の図柄を活用し様々な用途に
紙と僕らのつきあい方
地元紙・宮崎日日新聞「くらし」欄に「新聞バッグ」の記事があった。新聞そのものを素材として、小さな手提げバッグを作製するというもの。それを活用すれば、ちょっとした食品のお裾分けなどをして、先方もそのまま短期間なら保存ができるというのだ。ちょうどこの日は、宮崎県立美術館で開始される「美の旅」展覧会のラッピング紙面(新聞の1面の外側が広告的な内容のカラフルな紙面で包まれている)があって、ぞの図柄を活用すると芸術の秋への演出にもなる粋な計らいのある記事であった。それをせっかくだからと、妻が取り組んで見事に紙面の写真同様のものを作り上げてくれた。
いつしか生活にビニールが氾濫して、八百屋さんで買い物をする際に新聞紙で野菜を包んでくれる文化が廃れてしまった。僕の幼少の頃は、魚屋でも同様だったような気もする。その新聞紙面が少し古かったり自分の家で取っていない社のものだとすると、野菜を出した後に台所にあるものから記事を読んでしまうこともしばしばであった。確か肉屋さんでもコロッケなどを買うと、紙の包装紙に油が吸着されたものであった。また菓子店でパンなどを買っても、紙の包装紙に包んで口をぐるぐるひねっておばさんが閉じてくれたのを覚えている。
紙自体も節約する流れではあるが
自然に近く回帰できる素材はどちらなのだろうか?
「紙文化」とどうつきあうか?本をはじめ僕らの世代の大きな問題である。
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