Zoomでゲストも宮大短歌会歌会
2020-08-29
題詠「百」夏休み歌会九大からゲスト参加2名もお迎えして
出詠13首なかなか多彩な批評の展開
今月からZoomを活用した宮崎大学短歌会歌会を復活させているが、月2回の定例2回目。今回は九州大学に在籍の宮崎出身者2名をゲストにお招きし、普段より多人数での歌会が開催された。以前から夏休み時期にはこうして宮崎に帰省している他大学参加者も招くことがあったが、Zoomの利用でむしろ気軽にどこからでもゲストに参加してもらうことができるようになった。「本来はWeb利用でこのくらいのことができた」ことを実行しないでいたことが多いことにコロナ禍は気づかせてくれる。今後もより多彩なゲストを、宮大短歌会にはお迎えしたいと思う。
今回の題詠は「百」、「百億」「三百円」「二百円」「百度」「百万回」「百パーセント」「百キロ」など数詞としての使用とともに、「百円ショップ」「百均」「百日紅」「百葉箱」「百恵」などの名詞(中には固有名詞)の使用もあったが、なかなか難しい面も否めなかったようだ。「百千」と並列すれば平安朝の用例(『菅家文草』)にも見えるように「数の多いこと」を表現するわけだが、現代では「億千」に格上げされ、決して「百」は「多い」とは限らないという印象も受けた。むしろ「百均」などの存在が「安さ」の象徴のように作用するあたりが面白かった。
各自が自宅で手軽に参加できる
新入会員の初出詠も嬉しい!
また来月の定例会が楽しみである。
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