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ギラギラ太陽がまだ優しい時間

2020-08-18
日の出時刻5時40分
青島の沖の水平線に滲み出る朱の光
日中の「危険な暑さ」は太陽のせいなのか?

いつも変わらずたぶん太古の昔から、太陽は東から昇り西に沈んで来たのだろう。いやその見方そのものが人間の傲慢であり、太陽という恒星の周りを公転することで概ね1年という月日が刻まれ、地球そのものが自転することで一日という時間が刻まれる。その「公転」や「自転」の速度というものは、たぶん宇宙の中ではそう変化することはないように思う。しかし人類史の古代と近現代では、双方の速度を大きく変化させて来たと認識せざるを得ない。こんなことを考えると、地球温暖化の元を辿れば太陽により熱せられているのであろうが、この地球の生命に不可欠な熱を供給しているわけで「太陽の罪」であるわけではない。人間の身勝手が、太陽熱を過剰に地上に降り注ぐようにしてしまったのである。

静岡の浜松では国内最高気温41.1度、大学で親しかった浜松在住の先輩にラインを送った。もちろん宮崎でも36度前後の猛暑が続き、日中に太陽を見上げることなど考えようもない状況だ。もはや日焼け止めやサングラスは、人間が身体を護るために必須と思える。だが「太陽は罪なやつ」と責めてばかりもいられまい、などと考えて早朝に青島の浜辺を訪れた。気象情報によると日の出は5時40分、約15分前に到着し島まで妻と二人で歩き始めた。橋を渡り神社の鳥居をくぐり、ちょうど島から日の出する沖が見える場所まで到達。水平線から滲み出るような朱色の陽炎が立ち始め、次第に球体が空に昇り始めた。人の生命が生まれ出づるかのように、またこの宮崎に「今日」という一日が始まった。やや引いてみると、青島神社の鳥居の上に見事な太陽が見えた。日の出から約30分ほどの太陽は、人間に優しい時代の太陽の面影を十分に残している。

人間が目に見えないオゾン層などを破壊してしまった
「危険な暑さ」を作ってしまった当事者としてどう生きるか
まだ手遅れではないことを祈り、自然の偉大さをことばにしたためる。


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