fc2ブログ

食の縁にごちそうさま

2020-08-17
家庭料理の味わい
まさに「お口に合う」とはどういうことか?
いつも美味しいおふくろの味

幼少時のことである、夏休みに親戚の家に泊まりに行った際に、なかなかその家庭料理の味に馴染めないことが多かった。味や献立にはその家の「流儀」のようなものがあり、そう簡単に馴染めるものではない。挙げ句の果てに胡瓜とか果物とか好きなものしか食べない我儘を通していたので、いつも「何を食べて生きているのか?」などと言われたことを記憶する。年齢とともに「食わず嫌い」から脱却し、大学時代のサークルでは女子の先輩(80年代のこの風潮、現在では考え難いのか)らが豪華な弁当を作って文化祭の作業やレクリエーションに持ってくるので、広く多くの人々の味に馴染めるようになった。それでもなお、どこかで苦手意識は拭えないものがあった。

そんな過去からの性質をすっかり塗り替えてくれたのが、妻の実家の義母さまの手料理である。県内でも有力な漁港が近いという有利さはあるものの、刺身はどれを食べても新鮮で美味い。僕が大好物だと言ったからであろうか、美味しいエビフライをいつも揚げてくれている。添えられたちらし寿司の甘味な風が、宮崎ならではの味として身に沁みる。この日もお盆ということで寄せてもらったが、街中の感染リスクを回避して涼しいリビングでの談笑は実に楽しい時間になった。特別な観光というわけでもなく、妻とそれぞれの両親が楽しく過ごせる時間はありがたい。このお義母さまの料理の味に僕がすっかり馴染めたことこそ、妻との深い縁の証のような気がするのだ。

帰宅して「サザン無観客ライブ」のNHK特番
そしてもちろん「半沢直樹」で気持ちを上げる
味わい深い宮崎の縁に心より感謝。


関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/3906-94fbad0c

<< topページへこのページの先頭へ >>