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With Coronaいまこの時代を生きて

2020-08-14
お盆に家族親族が集い
祖先の霊を迎え入れる
帰省も自粛というこの時代を生きて

通常の大学暦であれば、この12日から3日間は「一斉休業」であり、土日を含めて5連休というはずであった。しかし4月当初から前期授業の開講を見合わせ、ようやくGW明けに始動。よって文科省通達通りに15回の講義(曜日によっては補講日を含め)を終えるのが今週である。次週16週目に「定期試験」を据えており、週末を挟んで学生たちも気の抜けない日々が続く。何かにつけて「盆と正月」というものだが、今年はGWも自粛、そして「お盆」も家族団欒を許さない非情な社会の終わりが見えない。学生たちも宮崎での住環境から離れないように感染対策を求めるとともに、遠隔で講義を受け続けるお盆がまだ続ている。

考えてみれば、3月4月の歓送迎会も暑気払いも、もうしばらく「宴席」からも遠ざかっている。市内の繁華街にも2月以降は行っておらず、外食は限定したお店しか利用していない。もちろん短歌関係をはじめとして、人と交流する機会も失われている。遠隔講義をしていると、まさに「巣籠もり」をしたような状況で大学内でも研究室から出る時間が少ない。講義は〈教室〉で生の声を発し身体に汗をかき、学生たちの体温を受け止めて対話をするものだが、その身体性も失われたままだ。どうもPC画面の前で喋るだけでは血の巡りがよくない。もうこのような生活の急激な変化に遭遇し半年が経過する。未だに先が見えない共生共存、With Coronaの時代を生きている。

とりあえず前期講義を終える目処が
それなりに開発できた方法もありながら
社会も大学も新たな時代を生きる再編を余儀なくされている。


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