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講義最終回がこんなに感慨深いなんて

2020-08-12
15回の放送を終えるように
幼少期のTVでも「最終回」はいつも惜しまれる
まだ終わりたくないあたりでお開き

新型コロナ禍により4月当初から通常の講義形態が取れなくなり、前期開始も5月の連休後へとズレ込んだ。その約1ヶ月間は、どんな授業方法を取るか模索に模索を重ねた期間であった。方法を定めていざ開始となるが、遠隔ながら学生と双方向の関係を築くにはどうしたらよいか?という模索は続く。専攻の専門科目ならばせいぜい20名程度までの人数なので、講義レポートを始めとして個々の思考に目が行き届く。修正や助言を付して毎回のレポートを返却することができる。だが問題は200名に及ぶ基礎教育科目の講義形式であった。全ての受講者と対話的な関係を結ぶにはどうしたろよいか?そこで開発したのが「ラジオ投稿DJ」方式の講義である。

毎回の課題を講義内容の短歌や歌謡曲に関して、「ラジオドラマ」「(自他への)手紙」「新聞投稿」「文芸投稿」など、ラジオ番組に実際に投稿するかのような方式を採用した。提出された課題の中から秀作を選び、次回の放送(講義)で紹介する。また投稿で寄せられた質問や話題に言及する。さながら僕自身もラジオ番組のDJ気分、学生たちも「DJ・・先生」と呼んでくれて、多くの人が講義内リスナーになってくれた。そんな15回の番組が昨日で「最終回」を迎えた。僕は幼少の頃からウルトラマンなどの最終回となると、番組を観おわってから感慨に耽りひとりで泣き続けた。昨日はそんな思いにさせられるほどで、学生たちが「本気」でラジオ視聴者になりきって僕の「放送」を讃えてくれたことが嬉しかった。そして何より、多くの学生たちが短歌と歌謡曲(主にサザン)を大好きになってくれたのが愛しい。

この形式は売り込める
ラジオアナウンサーになる夢を諦めない
最終回がこんなに感慨深い講義なんて初めてだ・・・


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