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遠隔講義が運動不足にならないために

2020-07-21
課題へ語りかけるようなコメント
配信する音声は表情のあるラジオ番組のように
オンライン同時双方向で小集団の対話を活発に

大学へ仕事に行き、トイレ以外は研究室から出ないで一日が過ぎた。コロナ以前の対面講義ばかりならば、こんなに「運動不足」にはならず「講義」による歩数や消費カロリーがあった。現に中高教員時代から授業がなくなる夏休み期間などは消費カロリーが下がるのか、体重が若干増量する傾向があった。中高なら「50分間」大学なら「90分間」の授業・講義という「運動」は、発声・動作・巡回・対話とそれなりの運動量があったのである。実技・実験・実習など一部で対面可能科目がありながら、感染状況の今後の変化も見据え、「原則遠隔講義」の状況が続く。聞くところによると首都圏の大学では既に「秋学期(後期)」も「遠隔」を決定したところもある。僕はまだ役職の関係もあり大学に出校するが、自宅にいるまま遠隔講義をしている都市部の研究仲間も多い。通勤がなくなれば、さらなる「運動不足」に陥るのは必然であろう。

身体的な「運動不足」ばかりではなく、「遠隔講義」では内容そのものの動きのなさも問題となっているようだ。Webサイト上の「遠隔講義関連情報(個人登録承認が必要)」で読んだのだが、学生には講義ごとに過剰とも思える課題が課されている。しかし課題にコメントや助言を記して返却する教員は、そう多いわけではないという実情を読んだ。「遠隔になってしまった」から仕方なく毎回の講義の出席要件を課題とするが、学生側は一方的に提出するのみで担当教員との対話もない状況。このような意味での「遠隔講義運動不足」も、生じているのではないかと思う。もちろん受講者が多人数の担当科目においては、課題にコメントを付して返却するのが困難な場合もあるかもしれない。だが少なくともすべての課題に目を通し、良質のものを紹介し何が良いのかを講義内で伝え、また学生からの疑問があれば応えるという最低限の双方向性を保つ必要があるだろう。冒頭に記したように研究室に閉じ籠り「身体的に運動不足」なのは、あきらかに学生の課題に向き合い対話をする時間が長いからだ。最近は、「遠隔」になったことが「運動不足」の要因ではないような気がしている。従来から「学生とどう向き合っていたか」という意識が、現状の「遠隔講義の質」を左右しているでのはないだろうか。

Web環境が身体性を剥奪していく中で
「短歌も運動不足」という指摘もあり
「遠隔講義」に「どのように」向き合うかが問われている。


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