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ラジオ番組ふたり制作

2020-07-01
課題から受講学生の個々の顔を思い浮かべ
ラジオ番組で投稿を紹介するようにコメントする
自らの語りを聴き直して振り返る火曜日の宵の口

火曜日の時間割には、全学学生対象の基礎教育学士力発展科目「日本の恋歌ー和歌短歌と歌謡曲」がある。「原則遠隔講義」の方針により200名に近い受講者ということもあり、オンデマンド方式で資料を提示しラジオのような二部構成の音声を配信し、内容に基づいた課題を提出してもらうことで「出席」としている。この講義制作には、課題から秀作を選抜する作業からコメント内容の構想、毎回の課題短歌の自分なりの読みの確立と課題曲の歌詞解析などと、甚だ準備時間を要する。火曜日の時間割までには配信を完了せねばならず(基本的に課題提出期限さえ守れば学生はいつ聴いてもいいのだが、当該時間に規則正しく聴く学生がいるようなので)午前中は収録番組の録音時間のような緊張感がある。

課題は短歌を引用するかモチーフにした「ラジオドラマ」に始まり、「君への手紙」と誰か宛を想定した手紙、今回は「学生自身宛の手紙」などと趣向を凝らしている。学生たちの表現力の錬磨とともに、短歌の解釈と批評を歌謡曲を補助線に当事者意識を深めた思考力を伸ばすことを意図している。課題に添えられた質問や感想を読むと、学生たちは各自なりの時間にこの「ラジオDJ」を楽しみに聴いている者が多いらしい。あくまで「音声」を一方的に押し付けた配信にならぬよう、語り掛けにおいて共感性と講義の目標や意図を毎回において角度を変えて伝えようとしている。肝心なのは制作して放置するのではなく、自らの語りを省みることだと思う。よって火曜日の夕食後は妻を受講生のひとりに見立て(講義テキストも読んでもらっている)、ラジオ放送聴取の時間となる。自らの語りに妻ともども自らが心に揺れを感じられるか?自分の声を聴くことは勇気がいるのだが、学生に寄り添って語る自己でありたいと思うゆえの努力である。

声の表情と緩急による浸透力
思春期に深夜放送を聴いて鍛えられた耳
遠隔講義を余儀なくされたことから生まれた巧妙でありたい。


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