長嶋茂雄監督が推奨する階段
2020-06-20
脹脛は第二の心臓若さを保つためにも
長嶋茂雄監督が気に入った階段
居住している住宅街の一角に緑豊かな小高い丘がある。其処へはかなりの段数に及ぶ階段があり、両側の緑の中を昇り行くと下半身が鍛えられるのが自覚できる。長年にわたり地元に住む人の話に拠ると、嘗て長嶋茂雄さんが監督だった頃、キャンプ中にこの長い階段を見出し練習後に選手の下半身鍛錬のためにやって来ていたと云う。プロ野球選手の鍛錬にも適すると判断された階段は、なかなか手強いものがある。ここのところ小欄を書き終えた後に妻と朝のウォーキングをしているが、この日はその階段の一昇降をコースに加えた。以前にもこの小高い丘の公園に行くために何度も昇降しているのだが、必然的にその翌日は臀部とか大腿四頭筋などが筋肉痛に見舞われる。それほど効果的である証なのだと実感している。
TVの健康番組で「若さを保つためには階段の昇降が効果的」といった特集を観た。足の筋肉を活性化しておくと、脳の血行や肌の張りなどにも影響を及ぼすのだと云うのだ。確かに自覚的なことで考えてみても、あまり歩かない日はひらめきが少なく顔色も青白いような気がする。脹脛は第二の心臓、足裏で内臓の状態が判る、などと俗説的によく云われることだが、下半身の大切さに根ざしたものであろう。生活習慣病の罹患率の高さも明らかに「歩かない文明」の産物なのかもしれない。当該TV番組では宅配便配達を仕事とする人の1日の歩数を紹介していたが「37000歩」にも到達するらしい。僕などは頑張ってもせいぜい「10000歩」、しかもここのところ大学が遠隔講義となって研究室で講義もするのでさらに月別平均歩数は減少傾向である。それでも大学構内ではエレベーターを使用しないと決めており、階段の使用率は低いわけではない。論文を書く閃きも短歌を創る発想も、階段の昇降が左右しているやもしれない。せめて長嶋さんお墨付きの階段を毎日昇降することで活性化していこうかと思う。
大地と身体を繋ぐ下半身
若山牧水は歩けば短歌を閃いた
古来より旅好きな詩歌人が多いのも理にかなっているのだろう。
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