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授業は常に更新せよ

2020-06-19
実情や実態に適切に対応する
PCソフトのように日々更新を
授業は受講する学生によって変容するものである

しばらく使用しなかったPCを起動させると、「更新をインストール」などという表示が出てしばらく時間を要し使えなくなることがある。(一方のPCソフト会社の場合)学生がよく発表や課題提出の期限前に「更新」に見舞われて遅れる、といった場面に何度か遭遇したことがある。学生の中には『PCが更新になりました」というのを提出が遅れるやむを得ない事情かのように言ってくる不躾な者もいる。その言い訳は、まさに日々の学修を積み重ねていない証拠であり付け焼き刃の発表や課題になろうことは眼に見えている。人間の筋肉とも同様で、日々において動かし活性化しておく必要があるわけだ。

高校で必履修となっている「国語」教科書のすべてに、『羅生門』が掲載されている。その理由は、新年度が開始されて1ヶ月後あたりの忙しい時期に「教師がいつでも授業ができる教材」であるからという裏の掲載理由があると指摘した近代文学研究者がいた。高校教師となって1度作った「授業ノート」を更新せず、その方法でどの勤務校、どの年度の生徒たちにも同じ授業をするという怠惰な発想を揶揄する指摘でもある。だが「授業」という「ライブ」はまさに「生きている」のだ。その学校のその時にいる生徒たち個々の反応を中心にして、常に更新されるべきものと思う。今年はコロナ禍の影響で遠隔授業を開始して6週間が経過、その方法も一定の「型」ができてきたと心得る頃。要はここが肝心である、新たな手段・方法はないかと手を替え品を替えていくことが求められると思う。課題の性質やオンライン会議の方法を更新してみると、やはり学生の取り組みも生き生きとしたものとなるのが嬉しい。

自らのアップデートが必要
その場に座り込まず澱まない授業を
そして学生たちの主体的で活性化した学びを。


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