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オンラインへの誘い

2020-06-08
先日は「オンライン対談」
この日は「オンライン読書会」へ
さらには「オンライン朗読会」のお誘いも

首都圏に生活している利点は何だろう?図書館・美術館・博物館・劇場・寄席などが常に手の届くところにあること、また古書店や百貨店等の買い物の利便性も地の利があると言えようか。僕は東京に生まれ東京に育ったのだが、長い間暮らしているとなかなかこうしたありがたさを感じられなくなることもあった。宮崎に移住してからの「東京に行ったら何をするか」は、その利便性を焦点化して炙り出してくれたように思う。前述した公共性のあるもののみならず、東京に住んでいれば参加できたはずの会合には時間を合わせるのが難しくなった。それでも研究学会等の前後に時間が取れれば、様々な場所に行けるように予定を組むのが上手になった気もする。

休日に読書をしていると、スマホへのメッセージで「オンライン読書会」にお誘いいただいた。2名の方の歌集の批評会を「オンライン」で実施するのだと言う。参加者は関西にいる方も関東にいる方もおり、今までの「リアル読書会」では容易に集まれないであろうメンバーが揃う様相である。先月も今月も土日の学会出張がないこともあり、即断で参加を承諾した。さらには同じ主催者から、朗読会のお誘いも受けて7月下旬に開催することを決めた。どうやら先日からアップされている「オンライン対談」の効果も、なきにしもあらずである。もしこれほどにICTを活用した「オンライン」が整備されていない頃であったら、コロナ禍による影響も違った局面を見せていたのではないだろうか。だがしかし、このように考えるのは少し傲慢だということも自覚すべきだ。この数カ月、世界では「オンライン」環境を持てる人とそうでない人との格差が大きく拡大したという報告もある。その格差是正への意識は、教育に携わる者として忘れてはならないと肝に命じておきたい。

首都圏一局集中の是正にも
地方生活の新たなる方式
1964年に TVが普及したようにスマホは何を変えていくのだろう。


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