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オンライン中古文学会シンポジウム開催

2020-05-25
中古文学会「文学研究と国語教育の未来を拓く」
オンライン会議システムを使用し4人のパネリストが
「家にいよう」学会初参加

研究学会の季節であるが、ほとんどの「リアル学会」は中止。本来は京都で開催されるはずであった中古文学会であるが、この日は冒頭に記した内容でオンライン上で開催された。同学会では昨年来、関連したテーマでのシンポジウムが続いており、「文学」と「国語教育」の双方の業績がある僕としても、大変に気になる内容であった。しかし、パネリストからも因果なものとして発言があったが、昨秋は台風によってシンポジウムを開催するはずの初日は中止、またこの企画を中心的に進めていたご担当の先生が急逝、さらには今回の新型コロナ禍ということで、憂えるべき情勢が続いていた。今回は「オンライン」という方法を採用し開催されたのは、大変に意義深いものがあった。コロナ禍で大学の授業がオンライン化したことで、さらに「文学研究」と「国語教育」の「未来」を考えることが、喫緊の課題として我々に突きつけられた形であるからだ。

パネリストのうちの野中潤先生(都留文科大学)は当該学会の会員ではないが、むしろそれだけに興味深い発言も多かった。ご経歴からしても僕に類似していて、「文学」と「国語教育」の双方の多角的な視点からの発言は当該学会においては刺激的である。特に「古典文学」研究者というのは、なかなか広く外側からの多角的な視点を持ちづらいと自戒を込めて思う。「代替・添加・変容・再定義(SAMR)」モデルが不可避的・不可逆的に起こると云う、ICTによる授業や学習者への影響度については興味深いものがあった。またYouTubeなどを「現代の動画版図書館」のように活用する中で、「声」で身体的に伝わる「文学」の存在を問い直すことなどが啓発されると云う。四技能(話す・聞く・書く・読む)のみならず、「訳す力・動く力」つまり「つくる力」を含み込み、「楽しむ力」へと変革する教育の流れがあってもよいと云う提言である。「大人の都合と子どもの未来」という提言には、「既存」の研究・教育を問い直す刺激があった。他のパネリストの先生方の提起ももちろん刺激的であったが、今朝は紙幅の関係で主旨のみ記すことでお赦し願いたい。

河添房江先生の「動画作成(学生)実践」はコンテクストを生み出し
吉野誠先生の丹念な授業実践から「親しむ」には「批判」も必要と
萩野敦子先生の現代社会の課題も読める定番外教材の提案も


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