なんかちょっと性格わるいんじゃん
2020-05-03
無症状感染者の多さそうかと思うと「時限爆弾」のように重症化
ここまでの世界にしてしまったウイルスの性格
「家にいよう」を徹した休日、車は一度も動かさず、歩いて近所のパン屋さんへ行っただけ。やや紫外線も強いので、夕方になって妻と庭の雑草を抜き、夕食後に街をひと周り散歩した。それにしても「新型コロナ」の特徴を考えるに、「性格わるいんじゃん」としか思えないことが多数見えて来ているように思う。様々な情報を読むと、2003年頃にアジアの一部の地域で流行したのが「SARS」であるが、現在のウイルスもその系統の7番目の亜種であると云う。しかし、「SARS」「MARS」は感染すればすぐに重い症状が出て、すぐに社会生活を送れず入院措置になったりするので感染が限定された地域で収まったらしい。しかし、今回のウイルスは無症状の人が多く巷間にウイルスを運び感染を拡げるとともに、無症状であっても急に「時限爆弾」のように重篤化する性質を持っている、どうやらそのような点がはっきりして来たようだ。
さながら「SARS」と云う「先祖」が流行できなかったことを怨み、「三代目」あたりになって高度な「感染拡大技術」をもって人類に再挑戦して来たような「物語」さえ読めて来る。病いは病いのままで素性をすぐに露呈し自己完結してしまうならば、即座に焦点を当てた治療をすればよいので被害は大きくはならない。問題は病いが他に影響を及ぼして、正常な細胞などまでを破壊してしまうことだ。その上に最近では、脳梗塞や心臓疾患などの血液系の病まで誘引する症例が報告されている。もっと言うならば、我々の人間社会そのものを分断し疲弊させ窮地に追い込むことだ。細胞変異の病いである癌もやはり、転移をすることで源巣以外の臓器などを蝕む点が悪辣である。あらゆる意味で「今は耐えるとき」であるが、生身の人間にとって悪辣なこのウイルスによって、人間そのものが社会的に自壊しないように心掛けねばなるまい。
「ジャイアン」のようなわかりやすい「ガキ大将」にあらず
陰湿な意地の悪さをもったウイルス
人間社会は正攻法で向き合っていけるのであろうか?
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